特許
J-GLOBAL ID:200903084613411733

動圧軸受装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 隆英
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-048089
公開番号(公開出願番号):特開平9-217736
出願日: 1996年02月09日
公開日(公表日): 1997年08月19日
要約:
【要約】【課題】 簡易で低コストな構造で、潤滑剤24の外部漏れを良好に防止しつつ長寿命化を図り、しかも動圧軸受装置の適用性を拡大することを可能とする。【解決手段】 固定部材12と回転部材25,22bとの間の狭い隙間からなる毛細管シール部31a,31bを軸受空間の両端側に設けることによって、本来の毛細管力による引戻し力に加えて、大きな慣性力Gが負荷された場合に潤滑剤24の流体粘性抵抗による動圧力によって潤滑剤24の外部拡散を防止するとともに、軸受空間を画成する軸受構成部材25,21どうしの接合面に毛細管案内手段30a,30bを設け、軸受構成部材25,21どうしを密閉接合する接着剤29a,29bを接合面内の全周に良好に導くことによって、接合面における潤滑剤の外部拡散を防止し、加えて長寿命化を図り、かつこのような漏れ防止作用を有する毛細管シール部31a,31b及び細管案内手段30a,30bを、簡易に構成することによって製作の容易化を図るように構成したもの。
請求項(抜粋):
固定部材に対して回転部材を回転可能に支承する少なくとも2つの動圧軸受部が設けられ、上記動圧軸受部は、2体以上の軸受構成部品が接合されることにより画成された一連の軸受空間内に配置されているとともに、上記軸受空間から装置外部方向に延びる前記軸受構成部品どうしの接合面の途中位置に、当該接合面を密閉接合する接着剤が充填され、かつ、上記各動圧軸受部を構成する固定部材及び回転部材の少なくとも一方側に、前記軸受空間内に充填された潤滑剤に動圧を発生させる動圧発生手段が設けられた動圧軸受装置において、上記動圧軸受部を含む軸受空間の端部には、前記固定部材と回転部材との間の隙間を狭小とした毛細管シール部が設けられているとともに、前記潤滑剤は、動圧軸受部を含む軸受空間内に毛細管シール部に至るまで連続して充填され、かつ、前記軸受構成部材どうしの接合面には、当該接合面の全周に連続して前記接着剤を導く毛細管案内手段が設けられていることを特徴とする動圧軸受装置。
IPC (3件):
F16C 17/10 ,  F16C 33/10 ,  F16C 33/74
FI (3件):
F16C 17/10 A ,  F16C 33/10 Z ,  F16C 33/74 Z
引用特許:
審査官引用 (21件)
  • スピンドルモータ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-022144   出願人:日本電産株式会社
  • 特開平3-163212
  • スピンドルモータ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-349767   出願人:日本電産株式会社
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