特許
J-GLOBAL ID:200903020111726139

電子制御エンジンマウント

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 樋口 武尚
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-317928
公開番号(公開出願番号):特開平8-177959
出願日: 1994年12月21日
公開日(公表日): 1996年07月12日
要約:
【要約】【目的】 簡素な構成により作動力のロスが少なく所望の減衰特性を得ること。【構成】 エンジン側からの振動が入力される主液室44とダイヤフラム52にて容積変化が許容された副液室56とが仕切部材53で区画され、その連通孔内周は可動部材58の外周に対して微小間隙Sを有する。ボイスコイルのコイル69による可動部材58の振動時には、主液室44内及び副液室56内の非圧縮性流体が自己の粘性作用により間隙Sを流入出することを防止され、動的には連通孔53aは可動部材58によりほぼ閉鎖されていると見做される。これにより、液密保持のための特別な部材を必要としないため、アクチュエータとしてのボイスコイルは作動力のロスが少なく、エンジンマウント4の減衰特性を可変制御でき、更に、可動部材58の断面積A1 の主液室44の断面積A2 に対する比が0.05〜0.15の範囲とされることで省電力化が達成される。
請求項(抜粋):
車体とパワーユニットとの間に配設されるエンジンマウントであって、前記エンジンマウントは非圧縮性流体が封入され前記パワーユニット及び車体からの振動の和の入力振動により容積変化される主液室を有し、アクチュエータにて駆動される前記主液室の一端に配設した可動部材で前記入力振動に連動して前記主液室内の前記非圧縮性流体の圧力を制御し、前記エンジンマウントの減衰特性を変更自在な電子制御エンジンマウントにおいて、隔壁を介して前記主液室に隣接して設けられ、前記非圧縮性流体が封入されると共に容積変化が許容される副液室と、前記主液室と前記副液室とを連通するように前記隔壁に形成され、前記可動部材の外周が前記エンジンマウントの軸心に沿う方向に振動自在となるように前記可動部材の外周に対して微小間隙を有する連通孔とを具備し、前記エンジンマウントの軸心と直交する方向における前記可動部材の断面積の前記主液室の断面積に対する比を0.05〜0.15の範囲とすることを特徴とする電子制御エンジンマウント。
IPC (2件):
F16F 13/26 ,  B60K 5/12
引用特許:
審査官引用 (2件)

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