特許
J-GLOBAL ID:200903020977026551

自動変速機のドライブダウン変速制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 朝倉 悟 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-234168
公開番号(公開出願番号):特開2000-065198
出願日: 1998年08月20日
公開日(公表日): 2000年03月03日
要約:
【要約】【課題】 ドライブダウン変速において、高い制御精度を必要とすることなく、変速ショック防止と変速時間の短時間化と解放側締結要素の耐久性向上を併せて達成する自動変速機のドライブダウン変速制御装置を提供すること。【解決手段】 解放側油圧と締結側油圧の各々の有効油圧はダウンシフト後のギヤ比に到達したときの分担圧より低い油圧で、且つ、解放側および締結側の各々の分担率の和が1.0より大きいという条件が成立する解放側油圧目標値と締結側油圧目標値をイナーシャフェーズ終了域で得る協働締結制御によるドライブダウン変速制御手段iを設けた。
請求項(抜粋):
エンジンからの駆動力が正である状態でダウンシフト指令が出力されると、ダウンシフト前のギヤ段にて締結されていた第1締結要素を解放し、解放されていた第2締結要素を締結するという掛け換えによりダウンシフト後のギヤ段を達成する自動変速機のドライブダウン変速制御装置において、締結油圧がこの油圧以下であれば締結要素に伝達トルクが発生しないと考えられている油圧を“無効油圧”、締結要素の伝達トルク発生に寄与している油圧で締結油圧全体から無効油圧を差し引いた油圧を“有効油圧”、あるギヤ段から別のギヤ段へ変速するときに、変速に際して、締結したままの締結要素と解放する締結要素と締結する締結要素のいずれか1つの伝達トルクをゼロとしたときに、残りの締結要素のうち1つの締結要素の伝達トルクによって各回転メンバの回転比がちょうど変化しないように保てたとき、この“1つの伝達トルク”を“1つの締結要素”の自動変速機の入力トルクに対する“1つの締結要素の分担トルク”といい、この“分担トルク”を発生させるのに有効な油圧を“1つの締結要素の分担圧”、ある締結要素における有効油圧の分担圧に対する比を“分担率”と定義した時、解放側油圧と締結側油圧の各々の有効油圧はダウンシフト後のギヤ比に到達したときの分担圧より低い油圧で、且つ、解放側および締結側の各々の分担率の和が1.0より大きいという条件が成立する解放側油圧目標値と締結側油圧目標値を設定する解放側油圧目標値設定部と締結側油圧目標値設定部と、イナーシャフェーズ終了に近づいた時に前記解放側油圧目標値が得られる制御指令を第1油圧制御アクチュエータに出力する解放側分担制御部と、イナーシャフェーズ終了に近づいた時に前記締結側油圧目標値が得られる制御指令を第2油圧制御アクチュエータに出力する締結側分担制御部と、を備えている協働締結制御によるドライブダウン変速制御手段を設けたことを特徴とする自動変速機のドライブダウン変速制御装置。
IPC (3件):
F16H 61/04 ,  F16H 59:38 ,  F16H 59:68
Fターム (11件):
3J052AA01 ,  3J052AA04 ,  3J052AA17 ,  3J052CA07 ,  3J052CA09 ,  3J052CA33 ,  3J052FB31 ,  3J052GC44 ,  3J052HA02 ,  3J052KA01 ,  3J052LA01
引用特許:
出願人引用 (5件)
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審査官引用 (5件)
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