特許
J-GLOBAL ID:200903021174942008

耐歪み時効性に優れたマルテンサイト系ステンレス鋼溶接継手

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 道雄 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-023668
公開番号(公開出願番号):特開2002-226947
出願日: 2001年01月31日
公開日(公表日): 2002年08月14日
要約:
【要約】【課題】塑性歪みを受けた後に、250°C以下で長期使用された場合においても歪み時効脆化が生じがたいマルテンサイト系ステンレス鋼溶接継手の提供。【解決手段】本発明の第1の溶接継手は、母材および溶接金属の両方が、C:0.02%以下、Si:1%以下、Mn:1.5%以下、Cr:7〜14%、Ni:0.5〜9%、Ti:0〜0.3%を含み、残部:実質的にFeで、不純物としてのP:0.03%以下、S:0.01%以下、Al:0.1%以下、N:0.07%以下、C、NおよびTiの関係が式『N+(C/5)-(Ti/4)≦0.015』を満たし、かつ鋼中に含まれる平均粒径が10μm以上の介在物の量が1.5×105個/m2以下の鋼からなる。また、第2の溶接継手は、母材が前記と同じ鋼で、溶接金属が、母材および溶接熱影響部とのビッカース硬度差の絶対値が50以下の硬さで、かつオーステナイト相の面積割合が30〜80%の2相ステンレス鋼である。
請求項(抜粋):
母材および溶接金属が、いずれも、質量%で、C:0.02%以下、Si:1%以下、Mn:1.5%以下、Cr:7〜14%、Ni:0.5〜9%、Ti:0〜0.3%、Mo:0〜5%、W:0〜5%、Cu:0〜5%、V:0〜0.1%、Nb:0〜0.05%、Ca:0〜0.015を含み、残部は実質的にFeからなり、不純物としてのPが0.03%以下、Sが0.01%以下、Alが0.1%以下、Nが0.07%以下で、C、NおよびTiの関係が下記式を満たし、かつ鋼中に含まれる平均粒径が10μm以上の介在物の量が1.5×105個/m2 以下の鋼からなることを特徴とする耐歪み時効性に優れたマルテンサイト系ステンレス鋼溶接継手。N+(C/5)-(Ti/4)≦0.015ここで、上記式中の元素記号は、母材および溶接金属の鋼中に含まれる各元素の含有量(質量%)を意味する。
IPC (3件):
C22C 38/00 302 ,  C22C 38/00 ,  C22C 38/56
FI (3件):
C22C 38/00 302 Z ,  C22C 38/00 302 H ,  C22C 38/56
引用特許:
出願人引用 (5件)
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審査官引用 (5件)
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引用文献:
出願人引用 (1件)
  • JISG4316,JISZ3221

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