特許
J-GLOBAL ID:200903021798629312

s波超伝導体とd波超伝導体との間のジョセフソン接合を用いた量子ビット

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大島 陽一
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-550814
公開番号(公開出願番号):特表2003-519927
出願日: 2000年12月20日
公開日(公表日): 2003年06月24日
要約:
【要約】 固体状態の量子コンピュータ構造がアイランドのセットを有し、ジョセフソン接合がアイランドと第1の超伝導体バンクとを隔離している。d波超伝導体はジョセフソン接合の一方の側に存在し(アイランド若しくはバンク側の何れか)、またs波超伝導体がジョセフソン接合の反対側を形成している。d波超伝導体は各々の接合部に於ける超伝導電流の基底状態を二重に縮重させ、2つの超伝導電流基底状態が明確な磁気モーメントを有する。接合部に於ける超伝導電流のこれらの量子状態が、量子計算機のためのキュービットを生成する。量子状態はバンクより一様に初期化され得り、バンクに対するアイランドの結晶軸方向は基底状態に於ける初期的な量子状態及びトンネル効果の確率に影響を与える。ジョセフソン接合によって第1のバンクと隔離される第2のバンクが、異なった量子状態の1つ若しくは複数の超伝導電流を選択的に初期化するために、単一電子トランジスタを介してアイランドへと接続され得る。単一の電子トランジスタは、量子状態が発展する間、エンタングルメントを制御する目的でアイランドの間にもまた存在してよい。計算を完了させるために量子状態が発展した後、例えば別の電子トランジスタセットを介してアイランドをアースすることが、限定された磁気モーメントを有する状態へと接合部を固定し、量子計算の結果を決定する場合に超伝導電流の測定を容易にする。
請求項(抜粋):
量子コンピュータ構造であって、 超伝導体材料のバンクと、 超伝導体材料のアイランドと、 前記アイランドと前記バンクとの間のジョセフソン接合とを含み、 前記アイランド及び前記バンクの一方がd波超伝導体材料を有し、前記バンク及び前記アイランドの他方がs波超伝導体材料を有することを特徴とする量子コンピュータ構造。
IPC (4件):
H01L 39/22 ZAA ,  H01L 39/22 ,  H01L 29/06 601 ,  H01L 29/66
FI (4件):
H01L 39/22 ZAA A ,  H01L 39/22 G ,  H01L 29/06 601 D ,  H01L 29/66 S
Fターム (10件):
4M113AA06 ,  4M113AA14 ,  4M113AA18 ,  4M113AA37 ,  4M113AA55 ,  4M113AB11 ,  4M113AB15 ,  4M113AD36 ,  4M113CA13 ,  4M113CA34
引用特許:
審査官引用 (2件)

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