特許
J-GLOBAL ID:200903021846547218

油圧エレベータの主ロープ取り替え工法およびそれに用いられる固定治具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 曾我 道照 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-331827
公開番号(公開出願番号):特開平11-165966
出願日: 1997年12月02日
公開日(公表日): 1999年06月22日
要約:
【要約】【課題】 この発明は、主ロープを安全で、かつ、容易に取り替えられる油圧エレベータの主ロープ取り替え工法およびそれに用いられる固定治具を得る。【解決手段】 既設の主ロープ9のピット側ロープシャックル7bはピット綱止め梁4aから取り外されて、第1の補助ロープ13aにより弛んだ状態でピット綱止め梁4aに繋がれる。そして、既設の主ロープ9のかご側ロープシャックル7aはかご綱止め梁3aから取り外されて、最下階乗場に引き出される。そこで、既設の主ロープ9は、カゴ側ロープシャックル7aの間近で切断され、新規の主ロープ9aに接続される。その後、既設の主ロープ9のピット側ロープシャックル7b側から手繰り寄せられ、既設の主ロープ9が新規の主ロープ9aに掛け替えられる。
請求項(抜粋):
複数本の主ロープが、それぞれ、油圧シリンダの作動により昇降するプランジャに装着された綱車に掛け渡され、一端をかご側ロープシャックルを介してかご綱止め梁に固定され、他端をピット側ロープシャックルを介してピット綱止め梁に固定されている油圧エレベータの主ロープ取り替え工法であって、かごを所定位置に固定するかご固定工程と、既設の主ロープを新規の主ロープに掛け替える主ロープ掛け替え工程と、掛け替えられた新規の主ロープの両端をそれぞれ上記かご綱止め梁および上記ピット綱止め梁に固定する主ロープ固定工程と、かごの固定を解除するかご固定解除工程とを備え、上記主ロープ掛け替え工程は、既設の主ロープのピット側ロープシャックルを上記ピット綱止め梁から取り外し、取り外された該ピット側ロープシャックルと上記ピット綱止め梁とを第1の補助ロープにより弛んだ状態で繋ぐ第1の工程と、上記既設の主ロープのかご側ロープシャックルを上記かご綱止め梁から取り外し、該かご側ロープシャックルとともに該既設の主ロープの一端側を最下階乗場に引き出した後、上記既設の主ロープの一端側を上記かご側ロープシャックルの間近で切断し、既設の主ロープの切断端部と新規の主ロープの他端とを接続するとともに、新規の主ロープの一端にかご側ロープシャックルを取り付ける第2の工程と、上記第1の補助ロープを上記ピット綱止め梁から取り外し、上記既設の主ロープを上記第1の補助ロープ側に手繰り寄せて上記新規の主ロープを上記最下階乗場から繰り出させ、上記新規の主ロープを綱車に掛け渡した後、上記新規の主ロープを上記既設の主ロープとの接続部の間近で切断するとともに、上記新規の主ロープの他端側に固定治具を取り付け、さらに上記固定治具と上記ピット綱止め梁とを固定ロープにより、上記かご側ロープシャックルと上記かご綱止め梁とを第2の補助ロープによりそれぞれ弛んだ状態で繋ぐ第3の工程とを有し、上記第1乃至第3の工程を繰り返して、複数本の上記既設の主ロープを順次上記新規の主ロープに掛け替えるものであり、上記主ロープ固定工程は、掛け替えられた複数本の上記新規の主ロープの他端側を上記最下階乗場に引き出し、複数本の上記新規の主ロープのそれぞれの他端にピット側ロープシャックルを取り付けた後、複数本の上記新規の主ロープを上記ピット側ロープシャックルとともにピット内に降ろす工程と、上記固定治具、上記固定ロープおよび上記第2の補助ロープを取り外し、上記各ピット側ロープシャックルを上記ピット綱止め梁に締着固定するとともに、上記各かご側ロープシャックルを上記かご綱止め梁に締着固定する工程とを有することを特徴とする油圧エレベータの主ロープ取り替え工法。
IPC (2件):
B66B 7/00 ,  B66B 7/06
FI (2件):
B66B 7/00 K ,  B66B 7/06 A
引用特許:
出願人引用 (5件)
全件表示
審査官引用 (7件)
全件表示

前のページに戻る