特許
J-GLOBAL ID:200903021853198628

ロータリーベーン式舵取機のシール構造および下部リングシールの取り替え方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 森本 義弘 ,  笹原 敏司 ,  原田 洋平
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-000223
公開番号(公開出願番号):特開2009-162290
出願日: 2008年01月07日
公開日(公表日): 2009年07月23日
要約:
【課題】洋上であっても下部リングシールの取替えが可能であるロータリーベーン式舵取機のシール構造を提供する。【解決手段】下部リングスリット1e内に挿入された下部リングシール11のリングシール面11aがローターの下部端面の半径方向端部の面と接触するとともに、リングシール面11aの外周縁部11bがベーンの下部横シールおよびセグメント1bの縦シール1dのそれぞれ内周側下端縁1jに接触し、下部リングシール11は一箇所において直截した切断面11f,11gを有し、切断面11f,11gは、舵軸の軸心を中心とする半径に対して、周方向に45°の角度で傾斜し、下部リングシール11の外径公差は、下部リングシール11の外径が下部リングスリット1eの外周面の直径よりも所定量だけ大きく、下部リングシール11の背面および内周側の側面に作動油室5dの油圧をかけるようにした。【選択図】図1
請求項(抜粋):
舵軸に嵌合装着するローターと、ローターを収納してローターの周囲に油室用空間を形成するハウジングと、ハウジングの上部開口に配置する環状のトップカバーとを有し、 ローターの外周面の周方向に沿った等間隔の位置に複数のベーンを配置し、 ハウジングの内周面の周方向に沿った等間隔の位置に複数のセグメントを配置し、 ベーンとセグメントとによって上記油室用空間を複数の作動油室に区画し、 ローターの各ベーンに、トップカバーの裏面およびハウジングの内周面と内底面とにそれぞれ対向するように、その上下両端面と半径方向先端面とにそれぞれ上部および下部横スリットと縦スリットを形成し、 縦スリットに、ハウジングの内周面に摺接する縦シールを挿入し、 上部横スリットに、トップカバーの裏面に摺接する上部横シールを挿入し、 下部横スリットに、ハウジングの内底面に摺接する下部横シールを挿入し、 セグメントに、ローターの外周面に対向するように縦スリットを形成し、 縦スリットに、ローターの外周面に摺接する縦シールを挿入し、 ローターの上部端面の半径方向端部に対向するトップカバー裏面の部位に形成した上部リングスリット内に上部リングシールを挿入し、 上部リングシールのリングシール面がローターの上部端面の半径方向端部の面と接触するとともに、リングシール面の外周縁部がベーンの上部横シールおよびセグメントの縦シールのそれぞれ内周側上端縁に接触し、 ローターの下部端面の半径方向端部に対向するハウジング底面の部位に形成した下部リングスリット内に下部リングシールを挿入し、 下部リングシールのリングシール面がローターの下部端面の半径方向端部の面と接触するとともに、リングシール面の外周縁部がベーンの下部横シールおよびセグメントの縦シールのそれぞれ内周側下端縁に接触し、 上記各シールを弾性材料で形成し、 上記各シールの背面に圧油をかけるようにしたロータリーベーン式舵取機におけるシール構造であって、 下部リングシールは、リングシール面の一箇所において、直截した切断面を有し、 切断面は、舵軸の軸心を中心とする半径に対して、下部リングシールの周方向に所定角度傾斜しており、 下部リングシールの外径公差は、下部リングシールの外径が下部リングスリットの外周面の直径よりも少なくとも所定量だけ大きいものとし、 下部リングシールの背面および内周側の側面に作動油室の油圧をかけるようにしたことを特徴とするロータリーベーン式舵取機のシール構造。
IPC (2件):
F16J 15/18 ,  B63H 25/30
FI (2件):
F16J15/18 C ,  B63H25/30 A
Fターム (5件):
3J043AA16 ,  3J043BA09 ,  3J043CA02 ,  3J043DA03 ,  3J043DA09
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (4件)
全件表示

前のページに戻る