特許
J-GLOBAL ID:200903054176379047

ロータリーベーン式舵取機におけるシール構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 板垣 孝夫 ,  森本 義弘 ,  笹原 敏司 ,  原田 洋平
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-027120
公開番号(公開出願番号):特開2006-214496
出願日: 2005年02月03日
公開日(公表日): 2006年08月17日
要約:
【課題】 圧力バルブをベーンに設ける必要が無く、作動油室からの圧油を各シールの背面に導入する手段を一元化して簡素化できるロータリーベーン式舵取機におけるシール構造を提供する。【解決手段】一方の流出入孔から分岐した一方の分岐油路に一方の逆止弁の入口が接続され、他方の流出入孔から分岐した他方の分岐油路に他方の逆止弁の入口が接続され、両逆止弁の出口を連通する連通油路が防衝弁ブロック10に設けられ、防衝弁ブロック10の連通油路とローター2の上部端面に設けた上部リング溝11aとを連通する給油通路12aがトップカバー3に設けられ、上部リング溝11aとベーン2dの縦スリット2iの底面とを連通するシーリング油孔11bが設けられている。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
舵軸に嵌合装着するローターと、ローターを収納してローターの周囲に油室用空間を形成するハウジングと、ハウジングの上部開口に配置する環状のトップカバーとを有し、ローターの外周面の周方向に沿った等間隔の位置に複数のベーンを配置し、ハウジングの内周面の周方向に沿った等間隔の位置に複数のセグメントを配置し、ベーンとセグメントによって上記油室用空間を複数の作動油室に区画し、上記複数の作動油室は、供給された圧油によってローターを左右一方向へ回転させる第1グループの作動油室と左右他方向へ回転させる第2グループの作動油室との2つのグループから成り、ローターの各ベーンに、トップカバーの裏面およびハウジングの内周面と内底面にそれぞれ対向するように、その半径方向先端縁部と上下両端面とに縦および横スリットを形成し、縦スリットに、ハウジングの内周面に摺接する縦シールを挿入し、上部横スリットに、トップカバーの裏面に摺接する上部横シールを挿入し、下部横スリットに、ハウジングの内底面に摺接する下部横シールを挿入し、上記各シールを弾性材料で形成し、縦シールの背面を上部および下部横シールの背面に連通し、摺動面に接触面圧を与えるように縦シールの背面に圧油を作用させ、 第1グループの作動油室に連通する一方の流出入孔と、第2グループの作動油室に連通する他方の流出入孔と、一方の流出入孔から流入した圧油を他方の流出入孔へ流出する一方の防衝弁と、他方の流出入孔から流入した圧油を一方の流出入孔へ流出する他方の防衝弁とを備えた防衝弁ブロックが配置されたロータリーベーン式舵取機におけるシール構造であって、 上記一方の流出入孔から分岐した一方の分岐油路に一方の逆止弁の入口が接続され、他方の流出入孔から分岐した他方の分岐油路に他方の逆止弁の入口が接続され、両逆止弁の出口を連通する連通油路が防衝弁ブロックに設けられ、上記防衝弁ブロックの連通油路とローターの上部端面に設けた円環状の上部リング溝とを連通する給油通路が防衝弁ブロックとトップカバーとにわたり設けられ、上部リング溝とベーンの縦スリットの底面とを連通するシーリング油孔がローターからベーンを通って設けられていることを特徴とするロータリーベーン式舵取機におけるシール構造。
IPC (2件):
F16J 15/18 ,  B63H 25/30
FI (2件):
F16J15/18 C ,  B63H25/30 A
Fターム (5件):
3J043AA16 ,  3J043BA06 ,  3J043CA02 ,  3J043DA02 ,  3J043DA09
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (4件)
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