特許
J-GLOBAL ID:200903022045529168

熱延鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 梶 良之 ,  須原 誠 ,  竹中 芳通
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-057318
公開番号(公開出願番号):特開2009-214112
出願日: 2008年03月07日
公開日(公表日): 2009年09月24日
要約:
【課題】熱間圧延されて巻取られた熱延コイルの、その後の処理工程までの間に通常発生する巻緩みによるコイル変形を、コイル処理の生産性を低下させずに防止することができる熱延鋼板の製造方法を提供することである。【解決手段】鋼板をAr3点以下かつMS点以上の温度でコイルに巻取る過程で、鋼板の尾端からの長さがΔLの温度増加領域で尾端温度が目標巻取り温度から温度増加分Δt(°C)だけ高くなるように、所定の熱応力条件および前記ΔLとΔtの関係式を満たすテーパ状またはステップ状の温度制御指令により、巻取り温度を増加させるようにした。このように鋼板尾端側の温度を先端側よりも高くして巻き取れば、冷却後一定の温度になったとき、コイル外周側の方が内周側に比べてより収縮量が大きく、コイルを外周側から巻き締めることになり、生産性の低下を伴わずに巻き緩みによるコイル変形を抑制できる。【選択図】図6
請求項(抜粋):
鋼板を仕上げ圧延後に冷却してAr3点以下かつMs点以上の温度で巻取る熱延鋼板の製造方法であって、前記鋼板の尾端部の巻取り温度を、この尾端部から先端側にある鋼板の巻取リ温度よりも高くして、コイルに巻取った後の半径方向の巻取り温度分布が、コイルの外周部の方がその内周部側の巻取り部よりも高い分布となるように冷却制御を行うことを特徴とする熱延鋼板の製造方法。 ここで、Ar3(°C)=901-325×C%+33×Si%+287×P%+40×Al%-92×(Mn%+Mo%+Cu%)-46×(Cr%+Ni%)、Ms(°C)=550-350×C%-40×Mn%-35×V%-20×Cr%-17×Ni%-10×Cu%-10×Mo%-10×W%-0×Si%+15×Co%
IPC (3件):
B21B 37/76 ,  B21B 37/00 ,  B21C 47/26
FI (3件):
B21B37/00 132A ,  B21B37/00 ,  B21C47/26 A
Fターム (6件):
4E024BB07 ,  4E024BB08 ,  4E024EE01 ,  4E024FF01 ,  4E026BA04 ,  4E026EA09
引用特許:
出願人引用 (3件)

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