特許
J-GLOBAL ID:200903022133623484

光学素子およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志村 浩
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-027792
公開番号(公開出願番号):特開2008-191540
出願日: 2007年02月07日
公開日(公表日): 2008年08月21日
要約:
【課題】 再生時に高い回折効率を得ることができ、製造プロセスが比較的容易で、生産性に優れた光学素子を提供する。【解決手段】 記録面20と原画像(図示せず)とを、ピッチCvをもった複数のスライス面で切断し、同一スライス面による切断によって得られたセル配置線f(i)と原画像側の画像輪郭線とを対応させる。セル配置線f(i)上に、ピッチPhでセル配置点Qを定義する。個々のセル配置点Qについて、対応する画像輪郭線上の複数のサンプル点から放出された物体光の合成波の振幅Aおよび位相θを演算によって求める。個々のセル配置点Qには、振幅Aに応じた面積を有する有効領域E内に、位相θに応じた位相をもった回折格子Gが形成された三次元セルCを配置する。回折格子Gは、周期ξをもつ階段状のステップを周期的に配置することにより構成する。三次元セルCの長さCvは20μm、幅Chは0.4μm、周期ξは1μm程度に設定する。【選択図】 図51
請求項(抜粋):
複数の三次元セルの集合から構成され所定の原画像の再生が可能な光学素子を製造する方法であって、 三次元空間内に所定の物体光を放出する原画像を定義する原画像定義段階と、 前記三次元空間内に前記原画像を記録するための記録面を定義する記録面定義段階と、 前記原画像および前記記録面を切断することが可能な平面からなる複数N枚のスライス面を定義するスライス面定義段階と、 前記原画像を前記各スライス面で切断して得られる切断部にそれぞれ画像輪郭線を定義する画像輪郭線定義段階と、 前記各画像輪郭線上にそれぞれ複数のサンプル点Sを定義するサンプル点定義段階と、 前記記録面を前記各スライス面で切断して得られる切断部にそれぞれセル配置線を定義するセル配置線定義段階と、 前記各セル配置線上にそれぞれ複数のセル配置点Qを定義するセル配置点定義段階と、 同一のスライス面による切断によって定義された画像輪郭線とセル配置線とを対応させ、前記各セル配置点Qのそれぞれについて、当該セル配置点Qが所属するセル配置線に対応する画像輪郭線上に定義されたサンプル点Sを対応サンプル点と決定する対応サンプル点決定段階と、 前記各セル配置点Qのそれぞれについて、その対応サンプル点から放出された物体光のうち当該セル配置点Qの位置に到達する物体光の合成波の所定時刻における振幅Aおよび位相θを演算によって求める振幅位相演算段階と、 前記記録面上の前記各セル配置点Qの位置に配置すべき三次元セルの構造を、当該セル配置点Qについて求められた振幅Aおよび位相θに基づいて決定することにより、前記記録面上に配置された複数の三次元セルの集合から構成される立体構造を決定する立体構造決定段階と、 決定された立体構造を有する物理的な光学素子を形成する素子形成段階と、 を有し、 前記立体構造決定段階において、振幅Aに応じた面積を有する有効領域に、位相θに応じた位相をもった回折格子が形成された三次元セルの構造を決定することを特徴とする光学素子の製造方法。
IPC (2件):
G03H 1/08 ,  G02B 5/32
FI (2件):
G03H1/08 ,  G02B5/32
Fターム (19件):
2H049CA08 ,  2H049CA09 ,  2H049CA11 ,  2H049CA15 ,  2H049CA28 ,  2H249CA08 ,  2H249CA09 ,  2H249CA11 ,  2H249CA15 ,  2H249CA28 ,  2K008AA01 ,  2K008AA04 ,  2K008CC01 ,  2K008EE01 ,  2K008EE04 ,  2K008FF11 ,  2K008FF17 ,  2K008FF27 ,  2K008HH19
引用特許:
出願人引用 (11件)
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審査官引用 (11件)
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