特許
J-GLOBAL ID:200903022159248770

超並列計算機による周波数ドメイン地震データ処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外6名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-503326
公開番号(公開出願番号):特表2001-519932
出願日: 1996年06月13日
公開日(公表日): 2001年10月23日
要約:
【要約】超並列プロセッサ(2)を有するコンピュータ(18)上で地球物理的データを処理する周波数ドメイン方法(図3A及び3B)。本方法は、データスライス分割を各プロセッサに割当て(ステップ46)、上記物理的データに対応する速度モデルを予め計算し(ステップ72)、各プロセッサ内の各スライス上のデータを、深さマイグレーション(ステップ50、54)の場合には1パス・分割波動方程式定差技術を使用して、また時間マイグレーションの場合には位相シフト(ステップ230)または再帰的技術を使用してマイグレートすることを含む。各周波数スライス上の分割に割当てられたプロセッサ間の変換及び転置のシーケンス(ステップ160)は、周波数・波数ドメインに変換し、各プロセッサが他の各プロセッサから独立してマイグレーション計算を直接遂行することを可能にする。変換及び転置は、周波数・波数ドメインにおける深さマイグレーション誤差修正及びフィルタリング(184)をも可能にする。
請求項(抜粋):
(1)地震データを処理する周波数ドメイン方法であって、上記地震データは地 球の地下領域に対応し、上記処理は多重処理要素を有するコンピュータシステ ム上で遂行され、上記方法は、 (a)上記データ内にスライスを指定するステップと、 (b)少なくとも複数の上記各処理要素に少なくとも1つの上記スライス上の 少なくとも1つの分割を割当て、上記複数の各処理要素毎への上記分割割当て を上記複数の処理要素の他の各処理要素への上記分割割当てから独立させるス テップと、 (c)上記地下領域に対応する速度モデルを予め計算するステップと、 (d)上記複数の各処理要素において、上記速度モデルを使用して上記要素内 の上記分割の直接マイグレーションを遂行し、上記マイグレーションを周波数 ドメインにおいて遂行し、上記複数の各処理要素が他の各処理要素から独立し て上記マイグレーションを遂行し、上記地震データを特徴付ける2つの各空間 的パラメータの波数ドメインへのフーリエ変換によって上記マイグレーション を容易にし、上記複数の各処理要素が他の各処理要素から独立して上記各変換 を遂行するステップと、 (e)上記マイグレートされた分割を使用して、上記地震データ内の反射のマ ップを生成するステップと、 を備えていることを特徴とする方法。(2)(a)上記地震データは時間ドメインから周波数ドメインにフーリエ変換 され、上記スライスは上記変換されたデータ内で周波数スライスされ、 (b)上記速度モデルは、上記地下領域内の関心の最大深さまで拡張され、 速度スライスのファミリーに細分され、 (c)上記複数の各処理要素毎に、上記割当てられた分割の第1のものを上 記要素に同報し、 (d)上記マイグレーションは、 (i)上記予め計算された速度スライスのファミリーの第1のものを上記複 数の各処理要素に同報し、 (ii)上記同報された速度スライスを使用して、上記各要素内の上記各分割 を下方連続させ、上記下方連続は上記2つの空間的パラメータの第1のものを 、上記他の各分割及び上記他の各処理要素の両方から独立して、上記割当てら れた処理要素によって上記各分割のために解くようになっている分割波動方程 式解技術を含み、そして (iii)上記速度スライスの同報及び上記下方連続手順を、上記関心の最大深 さに到達するまで繰り返す、 ことを含み、 (e)上記分割の同報及び上記マイグレーションを、上記全スライス上の上 記全分割がマイグレートされるまで繰り返し、そして (f)上記マップは反射物深さマップである、 請求項(1)に記載の方法。(3)上記2つの空間的パラメータの第2のものに関して、上記下方連続は上記 各周波数スライス毎に、上記スライスの上記第2の空間的パラメータのための 上記分割波動方程式の解のために、少なくとも2つの処理要素による同時計算 を可能にする両端におけるバーン二重解技術を含んでいる請求項(2)に記載の 方法。(4)上記下方連続は、上記波数ドメインにおける誤差修正計算をも含む請求項( 2)に記載の方法。(5)上記各周波数スライス毎の上記独立変換は、上記空間的パラメータの一方 に関するデータを、上記スライス上の上記分割に割当てられている上記処理要 素の間で少なくとも1回転置させることによって容易にされている請求項(4) に記載の方法。(6)上記下方連続は、上記波数ドメインにおけるラップアラウンドフィルタ計 算をも含む請求項(2)に記載の方法。(7)上記各周波数スライス毎の上記独立変換は、上記空間的パラメータの一方 に関するデータを、上記スライス上の上記分割に割当てられている上記処理要 素の間で少なくとも1回転置させることによって容易にされている請求項(6) に 記載の方法。(8)(a)上記指定されたスライスは、上記地震データにおける時間スライス であり、 (b)上記速度モデルは定速度層のファミリーを含み、上記モデルは上記地 下領域内の関心の最大深さまで拡張され、上記層のファミリーは上記複数の各 処理要素と通信し、 (c)上記複数の各処理要素毎に、上記割当てられた分割の第1のものを上 記要素に同報し、 (d)上記マイグレーションは、上記複数の各処理要素において、 (i)上記同報された分割を、時間ドメインから周波数ドメインへフーリエ 変換し、 (ii)上記速度層のファミリーを使用して、上記関心の最大深さに到達する まで上記同報された分割を時間マイグレートする ことを含み、 (e)上記マイグレーションを、上記全スライス上の上記全分割がマイグレ ートされるまで繰り返し、そして (f)上記マップは反射物時間マップである、 請求項(1)に記載の方法。(9)上記独立変換は、上記データを、上記スライス上の上記分割に割当てられ ている上記処理要素の間で少なくとも1回転置させることによって容易にされ ている請求項(8)に記載の方法。(10)上記直接マイグレーションは、位相シフト下方連続を使用する請求項(8)に 記載の方法。(11)上記直接マイグレーションは、再帰的周波数・波数下方連続を使用する請求 項(8)に記載の方法。
IPC (3件):
G06F 17/10 ,  G01V 1/30 ,  G06F 15/16 610
FI (3件):
G06F 17/10 Z ,  G01V 1/30 ,  G06F 15/16 610 Z
引用特許:
出願人引用 (3件)

前のページに戻る