特許
J-GLOBAL ID:200903022509640504

溶接割れ感受性と低温靭性に優れた調質型600N/mm2 級高張力鋼の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-343517
公開番号(公開出願番号):特開平10-183239
出願日: 1996年12月24日
公開日(公表日): 1998年07月14日
要約:
【要約】【課題】溶接割れ感受性及び低温靭性の両特性に優れた板厚50mmまでの調質型60キロ級鋼を低温での制御圧延を実施することなく製造する方法を提供する。【解決手段】重量%でC:0.04-0.1%,Si:0.01-0.4%,Mn:0.5-1.6%,P:0.015% 以下,S:0.01% 以下,Nb:0.005-0.05%,V:0.1% 以下,Al:0.005-0.1%,N:0.0005-0.008%,Ti<0.005%,B<0.0003% を含み,Pcm=C+Si/30+Mn/20+Cu/20+Ni/30+Cr/20+Mo/15+V/10+5B で定義されるPcm 値が0.2 以下で,残部が鉄および不可避不純物よりなる鋼材を,熱間圧延に際して1000-1250 °Cの温度範囲に加熱後、1000-1050 °Cでの20%以上の累積圧下に引き続き、1000°C未満800°C以上で20%以上の累積圧下を施し、少なくともAr<SB>3</SB> 変態点以上から直接焼入れし、その後、Ac<SB>1</SB> 変態点以下で焼戻しを行う引張強さ570N/mm<SP>2</SP> 以上の溶接割れ感受性、低温靭性に優れた調質型600N/mm <SP>2</SP> 級高張力鋼の製造方法。
請求項(抜粋):
重量%でC:0.04〜0.1%、Si:0.01〜0.4%、Mn:0.5〜1.6%、P:0.015%以下、S:0.01%以下、Nb:0.005〜0.05%、V:0.1%以下、Al:0.005〜0.1%、N:0.0005〜0.008%、Ti<0.005%、B<0.0003%を含み、Pcm=C+Si/30+Mn/20+Cu/20+Ni/30+Cr/20+Mo/15+V/10+5Bで定義されるPcm値が0.2以下で、残部が鉄および不可避不純物よりなる鋼材を、熱間圧延に際して1000〜1250°Cの温度範囲に加熱後、1000°C〜1050°Cでの20%以上の累積圧下に引き続き、1000°C未満800°C以上で20%以上の累積圧下を施し、少なくともAr<SB>3</SB> 変態点以上から直接焼入れし、その後、Ac<SB>1</SB> 変態点以下で焼戻しを行うことを特徴とする引張強さ570N/mm<SP>2</SP> 以上の溶接割れ感受性、低温靭性に優れた調質型600N/mm<SP>2</SP> 級高張力鋼の製造方法。
IPC (4件):
C21D 8/00 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/00 ,  C22C 38/58
FI (4件):
C21D 8/00 B ,  C22C 38/00 301 B ,  C22C 38/00 301 A ,  C22C 38/58
引用特許:
出願人引用 (4件)
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審査官引用 (4件)
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