特許
J-GLOBAL ID:200903022857630814

耐食性に優れた冷間成形ばね用鋼線およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 植木 久一 ,  菅河 忠志 ,  二口 治 ,  伊藤 浩彰
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-113476
公開番号(公開出願番号):特開2006-291291
出願日: 2005年04月11日
公開日(公表日): 2006年10月26日
要約:
【課題】 高強度化と高応力化を図りつつ、熱間圧延成形性やその後の引き抜き加工性を確保し、しかも優れた耐食性を発揮できると共に、基本的な要求特性である疲労強度にも優れたばね(主に自動車用懸架ばね)を得ることできる冷間成形ばね用鋼線を提供する。【解決手段】 本発明の冷間成形用ばね鋼線は、所定の化学成分組成を有し、下記(1)式で示されるマルテンサイト変態開始温度Ms1が280〜380°Cであり、旧オーステナイト粒の結晶粒度番号Nが12番以上であると共に、該旧オーステナイト粒界に沿って析出した炭化物の粒界占有率が50%以下、および焼入れ・焼戻し後の残留オーステナイト量が20体積%以下であり、且つ引張強さが2000MPa以上である。 Ms1=550-361[C]-39[Mn]-20[Cr]...(1) 但し、[C],[Mn]および[Cr]は、夫々C,MnおよびCrの含有量(質量%)を示す。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
C:0.45〜0.65%(質量%の意味、以下同じ)、Si:1.3〜2.5%、Mn:0.05〜0.9%、Cr:0.05〜2.0%を夫々含有すると共に、P:0.020%以下(0%を含む)およびS:0.020%以下(0%を含む)に夫々抑制し、残部はFeおよび不可避不純物からなる冷間成形用ばね鋼線であって、下記(1)式で示されるマルテンサイト変態開始温度Ms1が280〜380°Cであり、旧オーステナイト粒の結晶粒度番号Nが12番以上であると共に、該旧オーステナイト粒界に沿って析出した炭化物の粒界占有率が50%以下、および焼入れ・焼戻し後の残留オーステナイト量が20体積%以下であり、且つ引張強さが2000MPa以上であることを特徴とする優れた耐食性を有する冷間成形ばね用鋼線。 Ms1=550-361[C]-39[Mn]-20[Cr]...(1) 但し、[C],[Mn]および[Cr]は、夫々C,MnおよびCrの含有量(質量%)を示す。
IPC (4件):
C22C 38/00 ,  C21D 8/06 ,  C22C 38/34 ,  C22C 38/50
FI (4件):
C22C38/00 301Y ,  C21D8/06 A ,  C22C38/34 ,  C22C38/50
Fターム (21件):
4K032AA05 ,  4K032AA06 ,  4K032AA11 ,  4K032AA12 ,  4K032AA14 ,  4K032AA16 ,  4K032AA19 ,  4K032AA22 ,  4K032AA23 ,  4K032AA27 ,  4K032AA29 ,  4K032AA32 ,  4K032AA35 ,  4K032AA36 ,  4K032AA37 ,  4K032BA02 ,  4K032CG01 ,  4K032CH01 ,  4K032CH05 ,  4K032CJ05 ,  4K032CL02
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 特許第2932943号公報 特許請求の範囲等
  • 特許第3429258号公報 特許請求の範囲等
  • 高強度ばね用鋼線およびその製造方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-103305   出願人:鈴木金属工業株式会社, 新日本製鐵株式会社
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審査官引用 (7件)
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