特許
J-GLOBAL ID:200903022888620299

加工性に優れたプラスチック成形金型用鋼

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池田 治幸
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-432163
公開番号(公開出願番号):特開2005-187899
出願日: 2003年12月26日
公開日(公表日): 2005年07月14日
要約:
【課題】 放電加工や鏡面仕上げ加工等において一層高い表面粗さが得られるプラスチック成形金型用鋼を提供する。【解決手段】 (a) 0.10≦C≦0.35wt%、0.1≦Si≦2.0wt%、0.01≦Mn<0.40wt%、0.005≦S≦0.20wt%、1.0≦Cr≦5.0wt%、0.01≦Mo≦1.0wt%、0.01≦Ti≦0.80wt%を基本成分として含有し、(b) C/Tiが0.2〜15.0の範囲内で、S/Tiが0.20〜0.70の範囲内であるとともに、(c) 残部が実質的にFeから成り、(d) Ti炭硫化物を含む非金属介在物が材料断面積の面積率で0.01〜4.0%含み、(e) 硬さHRCを26.0〜36.0の範囲内とした。この内、特にMnの含有量が0.4wt%未満とされることにより、放電加工の加工面粗さが格段に向上する。なお、Ti炭硫化物は、TiをVやZrに置き換えたり、SをSeやTeに置き換えたりすることができる。【選択図】 図4
請求項(抜粋):
0.10≦C≦0.35wt%、0.1≦Si≦2.0wt%、0.01≦Mn<0.40wt%、1.0≦Cr≦5.0wt%、および0.01≦Mo≦1.0wt%と、 0.01≦Ti+0.94V+0.53Zr≦0.80wt%を満足し、且つ0.1≦Ti/(Ti+0.94V+0.53Zr)≦1.0を満足するTi、V、およびZrから選ばれた少なくともTiを含む1または2種以上の元素と、 0.005≦S+0.41Se+0.25Te≦0.20wt%を満足するS、Se、およびTeから選ばれた1または2種以上の元素と、 を基本成分として含有し、 C/(Ti+0.94V+0.53Zr)が0.2〜15.0の範囲内で、且つ(S+0.41Se+0.25Te)/(Ti+0.94V+0.53Zr)が0.20〜0.70の範囲内であるとともに、 残部が実質的にFeから成り、 前記Ti、V、およびZrから選ばれた少なくともTiを含む1または2種以上の元素と、前記Cと、前記S、Se、およびTeから選ばれた1または2種以上の元素と、の化合物を含む非金属介在物が、材料断面積の面積率で0.01〜4.0%含み、 ロックウェルCスケール硬さ(HRC)が26.0〜36.0の範囲内である ことを特徴とする加工性に優れたプラスチック成形金型用鋼。
IPC (3件):
C22C38/00 ,  B29C33/38 ,  C22C38/60
FI (3件):
C22C38/00 301H ,  B29C33/38 ,  C22C38/60
Fターム (6件):
4F202AJ02 ,  4F202CA11 ,  4F202CA30 ,  4F202CB01 ,  4F202CD18 ,  4F202CD30
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (1件)
  • 快削性工具鋼
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2001-060809   出願人:石田清仁, 独立行政法人産業技術総合研究所, 及川勝成, 大同特殊鋼株式会社

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