特許
J-GLOBAL ID:200903022953373334

減衰力調整式油圧緩衝器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-282619
公開番号(公開出願番号):特開平9-100863
出願日: 1995年10月04日
公開日(公表日): 1997年04月15日
要約:
【要約】【課題】 減衰力調整式油圧緩衝器において、伸び側と縮み側とで独立して減衰力を調整し、かつ、伸び側と縮み側とで主減衰弁を共用する。【解決手段】 シリンダ2にピストン3を嵌装し、リザーバ室6を接続する。シリンダ上室2aとリザーバ室6とを主通路11で連通させて主減衰弁14を設ける。シリンダ上下室2a,2b間を伸び側副通路12で連通させて固定および可変オリフィス15,16を設ける。シリンダ下室2bとリザーバ室6とを縮み側副通路13で連通させて可変および固定オリフィス17,18を設ける。伸び側は油液が主通路11および伸び側副通路12を流れ、縮み側は主通路11および縮み側副通路13を流れる。可変オリフィス16,17の通路面積を変化させて伸び側および縮み側の減衰力をそれぞれ調整する。このとき、可変オリフィス16,17の通路面積に応じてパイロット圧が変化して主減衰弁14の開弁圧力が変化する。
請求項(抜粋):
油液が封入されたシリンダと、油液およびガスが封入されたリザーバ室と、前記シリンダ内に摺動可能に嵌装されてシリンダ内を第1室と第2室とに画成するピストンと、一端が該ピストンに連結され他端が前記第1室を通ってシリンダの外部へ延出されたピストンロッドと、前記第1、第2室間を連通させる第1連通路と、該第1連通路の前記第2室側から第1室側への油液の流通のみを許容する第1逆止弁と、前記第2室と前記リザーバ室とを連通させる第2連通路と、該第2連通路に設けられ前記リザーバ室側から第2室側への油液の流通のみを許容する第2逆止弁と、前記第1室と前記リザーバ室とを連通させる主通路と、前記第1室と第2室とを連通させる伸び側副通路と、前記第2室と前記リザーバ室とを連通させる縮み側副通路と、前記主通路に設けられ主通路の油液の流動を制御して減衰力を発生させる主減衰弁と、前記伸び側副通路に設けられた伸び側固定オリフィスおよび伸び側可変オリフィスと、前記縮み側副通路に設けられた縮み側固定オリフィスおよび縮み側可変オリフィスとを備え、前記主減衰弁は、前記伸び側固定オリフィスと前記伸び側可変オリフィスとの間の圧力および前記縮み側固定オリフィスと前記縮み側可変オリフィスとの間の圧力をパイロット圧として開弁圧力を調整するようになっていることを特徴とする減衰力調整式油圧緩衝器。
引用特許:
審査官引用 (3件)

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