特許
J-GLOBAL ID:200903022956461730
溶接熱影響部靭性に優れた高張力鋼およびその製造方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件):
内藤 俊太
, 田中 久喬
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-376820
公開番号(公開出願番号):特開2005-139509
出願日: 2003年11月06日
公開日(公表日): 2005年06月02日
要約:
【課題】 従来の構造用鋼に比較して、Wによる固溶強化を活用し、かつ母材、溶接熱影響部ともに靭性劣化のない強度550MPa以上の高張力鋼およびその製造方法を提供する。【解決手段】 質量%でW:0.1〜1.0%を含有し、溶接時に鋼材のAc1点以上にさらされる熱影響部において析出W量が添加W量の1%以下であり、同時に熱影響部以外の母材において析出W量が添加W量の10%以下であり、さらに、下式で示されるLP値が2.5以下であることを特徴とする、引張り強さ550MPa以上の溶接熱影響部靱性に優れた高張力鋼。また、熱間加工後の冷却工程で、または熱処理後の冷却工程で、400〜700°Cの温度域での保時時間もしくは通過時間を30時間以内に制限する前記高張力鋼の製造方法。 LP=3×(%Si)+(%W)+2×(%Cr)+0.5×(%Mo)【選択図】 図1
請求項(抜粋):
質量%で、
C :0.001〜0.05%、
Si:0.01〜0.50%、
Mn:0.10〜3.0%、
W :0.10〜1.0%
を含有し、さらに、
P≦0.03%
S≦0.02%、
O≦0.01%
に制限し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼組成を有し、溶接時に鋼材のAc1点以上にさらされる熱影響部において析出W量が添加W量の1%以下であり、同時に熱影響部以外の母材において析出W量が添加W量の10%以下であり、さらに、次式で示されるLP値が、Wを含有する金属間化合物Laves相の析出抑制のために2.5以下であることを特徴とする、引張り強さ550MPa以上の溶接熱影響部靭性に優れた高張力鋼。
LP=3×(%Si)+(%W)+2×(%Cr)+0.5×(%Mo)
IPC (5件):
C22C38/00
, B21B3/00
, C21D8/02
, C22C38/22
, C22C38/58
FI (5件):
C22C38/00 301A
, B21B3/00 A
, C21D8/02 B
, C22C38/22
, C22C38/58
Fターム (26件):
4K032AA01
, 4K032AA02
, 4K032AA04
, 4K032AA08
, 4K032AA09
, 4K032AA10
, 4K032AA11
, 4K032AA14
, 4K032AA16
, 4K032AA17
, 4K032AA19
, 4K032AA22
, 4K032AA23
, 4K032AA24
, 4K032AA26
, 4K032AA27
, 4K032AA29
, 4K032AA31
, 4K032AA33
, 4K032AA35
, 4K032AA36
, 4K032AA37
, 4K032AA39
, 4K032AA40
, 4K032BA01
, 4K032CD00
引用特許:
出願人引用 (10件)
-
特公昭57-19744号公報
-
疲労強度に優れた厚鋼板とその製造方法
公報種別:公開公報
出願番号:特願2001-185362
出願人:新日本製鐵株式会社
-
特許第3256118号公報
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審査官引用 (1件)
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