特許
J-GLOBAL ID:200903023245900495

クラッチ自動制御車両

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 本庄 富雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-064079
公開番号(公開出願番号):特開平11-247887
出願日: 1998年02月27日
公開日(公表日): 1999年09月14日
要約:
【要約】【課題】 摩擦型のクラッチをコントローラで制御するクラッチ自動制御車両では、半クラッチ位置メモリ6-1に記憶させている値をクラッチの摩耗の進行に合わせて補正する必要がある。従来は、無負荷停車時に半クラッチ位置を学習し、その変化分に応じて補正していたが、クラッチの接速度やクラッチの熱変形や残留圧縮歪み等の影響を受け、適切には補正されなかった。【解決手段】 スレーブシリンダ9に連結された油圧パイプ8に、油圧スイッチ13を取付け、スイッチ信号をコントローラ6に入力する。油圧スイッチの作動油圧を、クラッチ断時の油圧と接時の油圧との中間に定めておき、クラッチ接速度が予め設定してある適正範囲の時の油圧スイッチ作動ストロークを検出する。そのストロークが従来より小となることが何回か観測された場合、半クラッチ位置を、設定変更し得る最小単位だけ小とする。
請求項(抜粋):
摩擦型のクラッチと、該クラッチに付設されているスレーブシリンダと、該クラッチを駆動するクラッチ油圧アクチュエータと、該クラッチ油圧アクチュエータから該スレーブシリンダに油圧を伝える油圧パイプと、クラッチストロークを検出するクラッチ位置センサと、前記クラッチ油圧アクチュエータに指令して前記クラッチの断,接を制御するコントローラとを具えたクラッチ自動制御車両において、前記油圧パイプに取り付けられ、作動点がクラッチ接時油圧と断時油圧との間の油圧に定められた油圧スイッチと、前記コントローラに、半クラッチ位置が設定される半クラッチ位置メモリと、クラッチを接する時の速度として過大および過小の範囲を除いた速度範囲が設定されるクラッチ接速度設定範囲メモリと、油圧スイッチ作動時のクラッチストロークとして基準とされる油圧スイッチ作動ストローク基準値が設定される油圧スイッチ作動ストローク基準値メモリと、前記クラッチ接速度設定範囲内の速度で接された時の油圧スイッチ作動ストロークが、前記油圧スイッチ作動ストローク基準値より小であった時にカウント値が増加され、大であった時に減少される摩耗度カウンタとを設け、該摩耗度カウンタの値が設定限界値より大となった時に油圧スイッチ作動ストローク基準値を変えうる最小単位だけ小とすると共に、半クラッチ位置の設定値を同じだけ小とすることを特徴とするクラッチ自動制御車両。
引用特許:
出願人引用 (6件)
  • オートクラッチ制御装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-294839   出願人:いすゞ自動車株式会社
  • 坂道発進補助装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-231737   出願人:日野自動車工業株式会社
  • 特開平4-244462
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