特許
J-GLOBAL ID:200903026340593078

超音波診断装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 磯村 雅俊
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-329435
公開番号(公開出願番号):特開平10-066694
出願日: 1996年12月10日
公開日(公表日): 1998年03月10日
要約:
【要約】【課題】隣接素子信号間の相関演算により受波の遅延時間分布を変更し、かつ相関係数の演算回路が簡単な生体内不均一の影響を除去して、高分解能にする。【解決手段】探触子1の受波を遅延させる遅延部2と、遅延部2の出力を加算し超音波ビームを形成する加算部3と、信号間の位相差を演算する位相差演算部5と、相関係数を演算する相関係数演算部6と、相関係数比較部9により演算部6出力と相関係数記憶部8の値が比較され、前者が後者より大きいと演算部5出力と演算部6出力が位相差記憶部7と相関係数記憶部8に格納され、全位相差演算終了時に位相差記憶部7に格納された値を用いて遅延部2を制御する。位相差演算,相関係数演算が複素演算であり、位相差演算の対象となる複素数の実部が正のときのみ該符号判定部が該相関係数比較部に動作命令を発する。
請求項(抜粋):
少なくとも被検体内に超音波パルスを送受信する配列素子からなる探触子と、該探触子の各素子からの受波信号に遅延を与える遅延部と、該遅延部の出力信号を加算し超音波ビームを形成する加算部とを備えた超音波診断装置において、上記遅延部からの出力信号間の位相差を演算する位相差演算部と、該遅延部からの出力信号間の相関係数を演算する相関係数演算部と、上記位相差の演算と相関係数の演算の対象となる出力信号の部分を指定する演算領域入力部と、該位相差演算および相関係数演算の結果を格納する位相差記憶部および相関係数記憶部と、上記相関係数演算部の出力値と上記相関係数記憶部に格納された値を比較して、該相関係数演算部の出力値が相関係数記憶部に格納された値より大きい場合に、該位相差演算部の出力値および相関係数演算部の出力値をそれぞれ位相差記憶部および相関係数記憶部に格納する相関係数比較部とを有し、上記演算領域入力部で指定された出力信号の部分における位相差演算,相関係数演算が終了した時点で、上記位相差記憶部に格納された値を用いて上記遅延部を制御することを特徴とする超音波診断装置。
引用特許:
審査官引用 (5件)
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