特許
J-GLOBAL ID:200903026830806258

耐震架構構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 荒船 博司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-235530
公開番号(公開出願番号):特開平10-082202
出願日: 1996年09月05日
公開日(公表日): 1998年03月31日
要約:
【要約】【課題】 ブレース構造を用いた耐震架構構造において、通常鋼を用いてせん断抵抗材を形成しても、せん断抵抗材の板面外に座屈することなく、かつ、良好な断塑性性状を示すようにする。また、せん断抵抗材のさらに安定した弾塑性挙動を確保する。【解決手段】 耐震架構構造1は、柱2、2と梁3、3とで形成されている架構の内側にブレース4、4が配置されている。各ブレース4、4は、その軸心線4a、4aが交叉点4bで交叉し、この交叉点4bは梁3の軸心線3a上に位置している。ブレース4、4の各他端部側はつなぎ材5に固定されて、このつなぎ材5と梁3とは、せん断抵抗部6により垂直方向に連結されている。また、このせん断抵抗部6の両側部にはリンクプレート7、7が配置され、このリンクプレート7、7もつなぎ材5と梁3とを垂直方向に連結している。せん断抵抗部6は、通常鋼(SS400)からなるせん断パネル(せん断抵抗材)を備えている。また、スチフナを、せん断パネル両面側に取り付けて座屈補剛している。
請求項(抜粋):
建築物の柱と梁とで形成されている架構を有し、この架構の内側には一対のブレースが配置され、この一対のブレースの各々の一端側が何れも所定のつなぎ材に固定されており、座屈捕剛された鋼板であるせん断抵抗材により前記つなぎ材と前記梁とは垂直方向に連結されていて、前記せん断抵抗材は、その弾塑性により前記架構の揺れを吸収するものである、耐震架構構造。
引用特許:
審査官引用 (2件)

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