特許
J-GLOBAL ID:200903027507340955

フランジ加工性に優れた2ピースアルミニウムDI缶胴体の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-276134
公開番号(公開出願番号):特開平8-120426
出願日: 1994年10月14日
公開日(公表日): 1996年05月14日
要約:
【要約】【目的】 フランジ加工性に優れた2ピースアルミニウムDI缶胴体の製造方法を提供する。【構成】 Mg:0.5-2.0%Mn:0.5-1.8%Fe:0.1-0.7%Si:0.05-0.5%Cu:0.05-0.5%とTi:0.005-0.20%B:0.0001-0.05%とCr:0.05-0.3%Zn:0.1-0.5%の1種以上を含有するアルミニウム合金を鋳造、均熱・加熱、熱間圧延、一次冷間圧延を行い、次いで到達温度400-600°C、400°C超の時間が10分以内の保持後1°C/s以上で冷却する中間焼鈍を行い、圧延率40-70%の最終冷間圧延を施して、5μm以上の晶出物が500個/mm2 以上存在し、表面粗度が0.1-0.5μm、(TS+YS)/2が305N/mm2 以下の圧延板とし、この圧延板に50-500mg/m2 の油性皮膜を設け、しごきダイス2枚を用い、かつ後段のダイスによるしごき率を40%以上、全体で60%以上のしごき加工を行うDI加工を施す。
請求項(抜粋):
重量%で(以下同じ)、Mg:0.5〜2.0%、Mn:0.5〜1.8%、Fe:0.1〜0.7%、Si:0.05〜0.5%、Cu:0.05〜0.5%を含有し、かつTi:0.005〜0.20%を単独でもしくはB:0.0001〜0.05%と組合せて含有し、さらに必要に応じてCr:0.05〜0.3%、Zn:0.1〜0.5%のうちの1種以上を含有し、残部がAlおよび不可避的不純物よりなるアルミニウム合金を常法により鋳造、均熱・加熱、熱間圧延、一次冷間圧延を行い、次いで到達温度400〜600°Cまで加熱して材料が400°Cを越える温度にある時間を10分以内とする保持を行った後1°C/s以上の速度で冷却する中間焼鈍を行い、さらに圧延率40〜70%の最終冷間圧延を施し、板表面及び板表面に平行な任意の断面において5μm以上の晶出物が500個/mm2 以上存在し、表面粗度(Ra)が0.1〜0.5μm、平均変形抵抗(TS+YS)/2が305N/mm2 以下の圧延板とし、次いで、この圧延板に塗油量が50〜500mg/m2 の油性皮膜を設けて缶胴体素板とし、これにDI加工を施して缶胴体とするに際して、しごきダイス2枚を用い、かつ後段のダイスによるしごき率を40%以上、全体で60%以上のしごき加工を行うことを特徴とするフランジ加工性に優れた2ピースアルミニウムDI缶胴体の製造方法。
IPC (4件):
C22F 1/04 ,  B21B 3/00 ,  B21D 51/26 ,  C22C 21/06
引用特許:
審査官引用 (5件)
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