特許
J-GLOBAL ID:200903027519657695

B10H102-アンモニウム塩の製造方法及びB18H22の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐伯 憲生
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-501102
公開番号(公開出願番号):特表2008-525310
出願日: 2005年02月02日
公開日(公表日): 2008年07月17日
要約:
本発明は、B9H9、B10H102-、B11H14及びB12H122-塩、特に、B9H9、B10H102-、B11H14及びB12H122-のアルキルアンモニウム塩の合成の新しい方法を提供する。更に詳細には、本発明は、制御された条件下で水素化ホウ素テトラアルキルアンモニウムを熱分解することにより、B9H9、B10H102-、B11H14及びB12H122-のテトラアルキルアンモニウム塩を製造する方法を提供する。本発明は更に、本発明のテトラアルキルアンモニウム塩からオクタデカボランを、効率的に同位体原子が維持されている工程(an atom efficient process)で製造する方法を提供する。本発明の好ましい方法は、同位体濃縮のボラン、特に同位体濃縮の10B18H22及び11B18H22の製造に適する。
請求項(抜粋):
(a)ホウ酸と第一級、第二級又は第三級アルコールからホウ酸エステルを生成する; (b)ホウ酸エステルをNaAlH4又はNaHで還元して、NaBH4を生成する; (c)NaBH4をそのままで又は単離して、NaBH4とR4NX(式中、Rは炭化水素基であり、Xは陰イオンである)から、R4NBH4を生成する; (d)固体R4NBH4を、約185°Cにて熱分解し、B10H102-を生成する; (e)B10H102-を酸化して、B20H182-を生成する; (f)B20H182-の溶液を、酸性陽イオン交換樹脂と接触させる; (g)得られた酸を分解して、B18H22を生成する; (h)その残渣物を、ホウ酸副生物を溶解しないヘキサン又は他の適した溶媒で抽出する; (i)B18H22がこれ以上生成されなくなるまで、工程(g)及び(h)を繰り返す; (j)残渣物を、塩を含む全てのB20H182-を溶かすのに適した溶媒で抽出し、ホウ酸副生物を除去する; (k)工程(f)〜(j)を少なくとも1回は繰り返す;そして (l)併せた炭化水素溶液を濃縮して、B18H22を得る、 工程を含んでなる、ホウ酸からB18H22を製造する方法。
IPC (1件):
C01B 6/10
FI (1件):
C01B6/10
引用特許:
審査官引用 (2件)
引用文献:
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