特許
J-GLOBAL ID:200903027916755342

酢酸の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 浜田 治雄
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-505302
公開番号(公開出願番号):特表2005-526131
出願日: 2003年04月09日
公開日(公表日): 2005年09月02日
要約:
メタノールおよび/またはその反応性誘導体を1つもしくはそれ以上の反応器にてイリジウムカルボニル化触媒とルテニウム促進剤と沃化メチル助触媒と酢酸メチルと酢酸と水とからなる液体反応組成物中でカルボニル化することを特徴とする酢酸の製造方法につき開示する。1つもしくはそれ以上の反応器からの液体反応組成物を1つもしくはそれ以上のフラッシュ分離段階に移送して、(i)凝縮性成分と一酸化炭素を含む低圧オフガスとからなる蒸気フラクション、および(ii)イリジウムカルボニル化触媒とルテニウム促進剤と酢酸溶剤とからなる液体フラクションを形成させる。凝縮性成分を低圧オフガスから分離する。低圧オフガスにおける一酸化炭素の濃度を式:Y>mX+C[ここでYは低圧オフガスにおける一酸化炭素のモル濃度であり、Xは液体反応組成物におけるルテニウムの濃度(重量ppm)であり、mは約0.012であり、Cは約-8.7である]に従って維持する。
請求項(抜粋):
(1)メタノールおよび/またはその反応性誘導体を第1カルボニル化反応帯域にてイリジウムカルボニル化触媒とルテニウム促進剤と沃化メチル助触媒と酢酸メチルと酢酸と水とからなる液体反応組成物中でカルボニル化させ; (2)液体反応組成物を溶解および/または同伴された一酸化炭素および他のガスと一緒に前記カルボニル化反応帯域から抜き取り; (3)必要に応じ前記抜き取られた液体反応性組成物を1つもしくはそれ以上の更なる反応帯域に通過させて溶解および/または同伴された一酸化炭素の少なくとも1部を消費させ; (4)工程(2)および適宜の工程(3)からの前記組成物を1つもしくはそれ以上のフラッシュ分離段階に移送して、(i)凝縮性成分と低圧オフガスをとからなる蒸気フラクション(凝縮性成分は酢酸生成物と一酸化炭素および抜き取られた液体カルボニル化反応組成物と共に溶解および/または同伴された他のガスを含む)、および(ii)イリジウムカルボニル化触媒とルテニウム促進剤と酢酸溶剤とからなる液体フラクションを形成させ; (5)凝縮性成分を低圧オフガスから分離し; (6)液体フラクションをフラッシュ分離段階から第1カルボニル化反応帯域まで循環させる 各工程からなり、低圧オフガスにおける一酸化炭素の濃度を式: Y>mX+C [式中、Yは低圧オフガスにおける一酸化炭素のモル濃度であり、Xは液体反応組成物におけるルテニウムの濃度(重量ppm)であり、mは約0.012であり、Cは約-8.7である] に従って維持することを特徴とする酢酸の製造方法。
IPC (2件):
C07C51/12 ,  C07C53/08
FI (2件):
C07C51/12 ,  C07C53/08
Fターム (20件):
4H006AA02 ,  4H006AC46 ,  4H006BA22 ,  4H006BA23 ,  4H006BA32 ,  4H006BA37 ,  4H006BA40 ,  4H006BC11 ,  4H006BC32 ,  4H006BC37 ,  4H006BC38 ,  4H006BD21 ,  4H006BD33 ,  4H006BD52 ,  4H006BD84 ,  4H006BE40 ,  4H006BE60 ,  4H006BS10 ,  4H039CA65 ,  4H039CF30
引用特許:
審査官引用 (2件)

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