特許
J-GLOBAL ID:200903028077409782
無端金属ベルトの製造方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件):
平木 祐輔
, 関谷 三男
, 早川 康
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-312775
公開番号(公開出願番号):特開2006-124757
出願日: 2004年10月27日
公開日(公表日): 2006年05月18日
要約:
【課題】 無段変速機などの動力伝達ベルトに用いられるマルエージング鋼を素材鋼板として作られる無端金属ベルトを製造するに際して、窒化処理後の表面に窒素化合物が生成されるのを阻止して、強度の強いものとする。【解決手段】 マルエージング鋼を素材鋼板11とするリング状部材12に対して溶体化処理を行った後、リング状部材13の表面を例えばバレル研磨で0.5〜3μm程度の厚さで研磨または研削し、溶体化処理時に形成された元素濃化層および酸化物層を機械的に除去する。それにより、後作業である窒化処理工程において、表裏面に窒素化合物の生成されるのを回避することができ、高い強度の無端金属ベルトが得られる。好ましくは、溶体化処理を不活性ガス雰囲気中において高周波誘導加熱を用いて行う。それにより、除去すべき表面層の厚さを薄くすることができ、製造コストを低減できる。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
素材鋼板の端部を溶接してリング状に形成する工程と、リング状部材を溶体化処理する工程と、溶体化処理後のリング状部材を窒化処理する工程とを少なくとも有する無端金属ベルトの製造方法であって、溶体化処理と窒化処理の間に、リング状部材の表面を研磨または研削して溶体化処理により形成された元素濃化層および酸化物層を除去する工程をさらに含むことを特徴とする無端金属ベルトの製造方法。
IPC (3件):
C21D 9/40
, F16G 1/20
, F16G 5/16
FI (3件):
C21D9/40 A
, F16G1/20
, F16G5/16 B
Fターム (5件):
4K042AA23
, 4K042BA01
, 4K042BA13
, 4K042DA06
, 4K042DB01
引用特許:
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