特許
J-GLOBAL ID:200903028251405805

スピンバルブ型薄膜磁気素子及びこれを用いた薄膜磁気ヘッド

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-180743
公開番号(公開出願番号):特開2002-374017
出願日: 2001年06月14日
公開日(公表日): 2002年12月26日
要約:
【要約】【課題】 固定磁性層の磁化状態を熱的に安定させた状態で、出力電圧の対称性を保持して、デジタル信号処理のし易い出力電圧波形を得ることができるスンバルブ型薄膜磁気素子及びこれを用いた薄膜磁気ヘッドを提供する。【解決手段】 固定磁性層Pを、反強磁性層11側から第1の固定磁性層12、非磁性層13、第2の固定磁性層14が順次積層された3層構造として、第1、第2の固定磁性層12、14が非磁性層13を介して磁気的に結合したフェリ磁性状態を形成しており、第1の固定磁性層12の比抵抗を、第2の固定磁性層14よりも高くした。
請求項(抜粋):
反強磁性層と、該反強磁性層に接触して積層された固定磁性層と、該固定磁性層と非磁性導電層を介して対向するフリー磁性層とを有する積層体と、該積層体の両側に設けられた一対の電極層とを有し、前記固定磁性層は、強磁性材料からなる第1の固定磁性層が前記反強磁性層と接触して、前記第1の固定磁性層、非磁性材料からなる非磁性層、強磁性材料からなる第2の固定磁性層が順次積層して形成され、前記第1の固定磁性層は、前記第2の固定磁性層よりも比抵抗が高く、前記固定磁性層の磁化状態は、前記反強磁性層との磁気的結合により磁化の向きが揃えられると共に固定されて、前記第1、第2の固定磁性層が、前記非磁性層を挟んで、人工的なフェリ磁性状態を形成していることを特徴とするスピンバルブ型薄膜磁気素子。
IPC (4件):
H01L 43/08 ,  G01R 33/09 ,  G11B 5/39 ,  H01F 10/32
FI (4件):
H01L 43/08 Z ,  G11B 5/39 ,  H01F 10/32 ,  G01R 33/06 R
Fターム (9件):
2G017AA10 ,  2G017AD54 ,  5D034BA03 ,  5D034BA04 ,  5D034BB08 ,  5E049AA04 ,  5E049AC01 ,  5E049BA12 ,  5E049DB11
引用特許:
審査官引用 (4件)
全件表示

前のページに戻る