特許
J-GLOBAL ID:200903028351896342

耐食性および成形性に優れた缶用鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小林 英一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-316179
公開番号(公開出願番号):特開平9-157757
出願日: 1995年12月05日
公開日(公表日): 1997年06月17日
要約:
【要約】【課題】 成形性に優れ、かつ、従来鋼板と比べ高い耐食性を有する缶用鋼板の製造方法を提供する。【解決手段】 C:0.0050%以下の極低炭素鋼で、Mn、S、Pの含有量を、Mn+10S+20P≦0.65の範囲に限定し、さらに、仕上圧延温度を(Ar3 +50°C)〜(Ar3 -70°C)の範囲とし、巻取り温度を600°C以上750°C未満の温度範囲となる熱間圧延、圧下率80〜98%の冷間圧延を施し、ついで、再結晶温度以上で40sec以下の保持を行ったのち室温まで90sec未満の冷却時間で冷却する焼鈍処理を施すことにより、成形性と耐食性がともに優れた鋼板が得られる。さらに、強度増加のために、Nb、Ti、Bを含有してもよく、焼鈍処理ののち、30%以下の2次冷間圧延を施してもよい。
請求項(抜粋):
重量%で、C:0.0050%以下、Si:0.010%以下、Mn:0.60%以下、P:0.010%以下、S:0.010%以下、N:0.0050%以下、Al:0.150%以下、を含み、かつ、Mn+10S+20P≦0.65を満足し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼スラブを、仕上圧延温度が(Ar3 +50°C)〜(Ar3 -70°C)の範囲で、巻取り温度が600°C以上750°C未満の温度範囲となる熱間圧延を施し、さらに、冷間圧下率80〜98%の冷間圧延を施したのち、再結晶温度以上で40sec以下の保持を行ったのち室温まで90sec未満の冷却時間で冷却する焼鈍処理を施すことを特徴とする耐食性および成形性に優れた缶用鋼板の製造方法。
IPC (5件):
C21D 9/48 ,  C21D 8/04 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/14
FI (5件):
C21D 9/48 H ,  C21D 8/04 A ,  C22C 38/00 301 S ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/14
引用特許:
審査官引用 (4件)
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