特許
J-GLOBAL ID:200903028634274003

溶融材料の充填解析方法およびその充填解析プログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大川 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-215198
公開番号(公開出願番号):特開2009-045660
出願日: 2007年08月21日
公開日(公表日): 2009年03月05日
要約:
【課題】ダイカストシミュレーション等に用いることができる、簡易で高精度な溶融材料の充填解析方法を提供する。【解決手段】本発明の溶融材料の充填解析方法は、溶融材料により充填されるキャビティを構成する型を座標系上にモデル化した型モデルを設定するモデル設定工程と、設定された型モデル中の減圧下にあるキャビティへ溶融材料が充填される充填過程を順次算出する充填シミュレーション工程とからなり、モデル設定工程は、異なる前記型部材が合わさる型合部の近傍にあるキャビティ要素から選定した選定キャビティ要素に、ガスが該キャビティの内外間をリークするリーク位置を設定するリーク位置設定ステップとを備え、前記充填シミュレーション工程は、リーク位置でのリーク量(Q)をキャビティ内外の気圧差(ΔP)と一定の抵抗係数(K)に基づいて算出するリーク量算出ステップを備えことを特徴とする。【選択図】図5
請求項(抜粋):
溶融材料により充填されるキャビティを構成する型を座標系上にモデル化した型モデルを設定するモデル設定工程と、 該設定された型モデル中の減圧下にあるキャビティへ溶融材料が充填される充填過程を順次算出する充填シミュレーション工程とからなる溶融材料の充填解析方法において、 前記モデル設定工程は、 複数の型部材から構成される金型の形状を座標系上に位置づけて前記型モデルを形成するモデル形成ステップと、 該形成された型モデル中の領域を分割した多数の微小要素を作成する要素作成ステップと、 該作成された多数の微小要素の内で該型モデル中のキャビティ領域に対応する微小要素をキャビティ要素と定義すると共に該キャビティ要素以外の微小要素を型要素と定義する要素定義ステップと、 さらに、異なる前記型部材が合わさる型合部の近傍にあるキャビティ要素から選定した選定キャビティ要素に、ガスが該キャビティの内外間をリークするリーク位置を設定するリーク位置設定ステップとを備え、 前記充填シミュレーション工程は、 前記キャビティ要素に溶融材料が充填される状況を経時的に算出する充填算出ステップと、 前記リーク位置でのガスのリーク量(Q:cm3)を、前記キャビティ内外の気圧差(ΔP:dyn/cm2 )に基づき、前記型合部におけるガスの抵抗係数(K:cm3/s/√(dyn/cm2))を用いて下記のリーク量算出式から経時的に算出するリーク量算出ステップと、 を繰返す工程であって、 前記抵抗係数(K)は0.05〜0.4(cm3/s/√(dyn/cm2))であることを特徴とする溶融材料の充填解析方法。 リーク量算出式 :Q=K・(ΔP )1/2
IPC (1件):
B22D 46/00
FI (1件):
B22D46/00
引用特許:
出願人引用 (4件)
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