特許
J-GLOBAL ID:200903029147452725

自動変速機の油圧制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 近島 一夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-273118
公開番号(公開出願番号):特開平11-108168
出願日: 1997年10月06日
公開日(公表日): 1999年04月20日
要約:
【要約】【課題】 クラッチツークラッチによるパワーオン・ダウンシフトにおいて、学習によりクラッチ摩擦材の経年変化等によるバラツキを補正して、適正な変速特性を得る。【解決手段】 変速制御開始により、解放側油圧PAは、所定待機係合圧Pwから、入力トルクTtに基づき算出される目標解放油圧PTAになるようにスイープダウンされ(初期制御)、その後出力軸に対する入力軸の回転変化量(ギヤ比)ΔNに基づきフィードバック制御される。回転変化開始初期の変化率ΔNが目標値DNT と比較され、該実際の変化率ΔNが目標最大値DNT Maxより大きい場合、目標解放油圧PTAが所定量高くなるように学習補正され(ΔP+Plean1)、また反対に、実際の変化率ΔNが目標最小値DNT Minより小さい場合、目標解放油圧が所定量低くなるように学習補正され(ΔP+Plean2)、次回の変速から、上記学習補正された目標解放油圧PTA+ΔPが目標値となる。
請求項(抜粋):
エンジン出力軸からの動力が入力される入力軸と、車輪に連結される出力軸と、これら入力軸と出力軸との間で動力伝達経路を変更する複数の摩擦係合要素と、これら摩擦係合要素を断・接作動する油圧サーボと、を備え、前記複数の摩擦係合要素の内の第1の摩擦係合要素を解放すると共に、第2の摩擦係合要素を係合することにより所定変速段へのダウンシフトを達成してなり、更に少なくとも前記第1及び第2の摩擦係合要素用油圧サーボの油圧を制御する油圧制御手段と、車輌走行状況に基づく各センサからの信号を入力して、前記油圧制御手段へ油圧制御信号を出力する制御部と、を備えてなる自動変速機の油圧制御装置において、前記制御部は、解放側油圧が入力トルクに基づき算出される目標解放油圧になるように制御する初期制御と、変速の進行に伴い変化する変化量に基づき該解放側油圧を制御するフィードバック制御とを有する解放側制御手段と、前記目標解放油圧を、前記変化量に基づく所定変化特性が目標値になるように学習補正する学習制御手段と、を備えることを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
IPC (4件):
F16H 61/04 ,  F16H 59:42 ,  F16H 59:44 ,  F16H 59:68
引用特許:
審査官引用 (3件)

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