特許

J-GLOBAL ID：200903045585492298

自動変速機の油圧制御装置

発明者： 筒井 洋 ,  塚本 一雅 ,  早渕 正宏 ,  西田 正明 ,  山本 義久 ,  狩野 俊博 ,  久保 孝行 ,  土屋 査大
出願人/特許権者： アイシン・エィ・ダブリュ株式会社
代理人 (1件)： 近島 一夫
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平7-330895
公開番号（公開出願番号）：特開平9-170654
出願日： 1995年12月19日
公開日（公表日）： 1997年06月30日
要約：

【要約】【課題】 摩擦係合要素の油圧サーボへの油圧を制御して、変速時のショックを軽減する。【解決手段】 入力トルクに応じて、イナーシャ相開始時の目標油圧PTAを算出し、該目標油圧と予め設定された所定時間tTAとにより、所定勾配が算出され、該勾配により油圧が第1のスイープアップを行う。油圧が目標油圧PTAになる時点で入力回転数が所定変化量となる際の目標回転変化率に基づき比較的緩やかな勾配δPTAが設定され、該勾配により第2のスイープアップを行う。入力回転の回転数変化ΔNが、入力軸回転数センサにて検知され得る回転変化開始判定回転数dNS になると、入力回転数変化を見ながら、所定勾配にて油圧がフィードバック制御される。更に、目標変速開始時間及び目標変速開始時における回転数変化率を計測して、目標油圧PTA、第2のスイープ部の勾配δPTA及び目標変速開始時間taim が学習補正される。

請求項（抜粋）：

エンジン出力軸からの動力が入力され、該入力回転を、複数の摩擦係合要素を断・接することにより伝動経路を切換えて変速し、該変速された回転を車輪に出力する自動変速機構と、前記各摩擦係合要素を断・接作動する油圧サーボと、これら油圧サーボの内の前記断・接作動する摩擦係合要素の油圧サーボへ油圧を給・排するように切換える切換え弁と、を備えてなる自動変速機の油圧制御装置において、前記断・接作動する摩擦係合要素用油圧サーボへの油圧を調圧する調圧手段と、前記入力回転の回転数を検知する入力回転数検知手段と、車輌の走行状況に基づき前記自動変速機構の入力トルクを算出する入力トルク算出手段と、該入力トルクに応じて、前記入力回転数変化が開始する直前の状態の目標油圧を算出する目標油圧算出手段と、前記目標油圧まで油圧を所定勾配でスイープする第1のスイープ部と、前記目標油圧から前記所定勾配よりも緩やかな勾配で油圧をスイープする第2のスイープ部を有するように、前記調圧手段に信号を発する油圧制御手段と、を備えることを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。

IPC (2件)：

F16H 61/06 ,  F16H 59:42

引用特許：

出願人引用 (4件)

• 特開平1-303350
  
• 自動変速機の変速制御装置
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平4-173880   出願人：トヨタ自動車株式会社
• 自動変速機の変速制御装置
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平5-119573   出願人：トヨタ自動車株式会社, アイシン・エィ・ダブリュ株式会社
• 車両用自動変速装置の変速制御方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平4-138976   出願人：三菱自動車工業株式会社

審査官引用 (2件)

• 特開平1-303350
  
• 自動変速機の変速制御装置
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平4-173880   出願人：トヨタ自動車株式会社