特許
J-GLOBAL ID:200903029314051240

ブレーキシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青木 健二 (外7名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-204752
公開番号(公開出願番号):特開平9-048343
出願日: 1995年08月10日
公開日(公表日): 1997年02月18日
要約:
【要約】【目的】緊急ブレーキのブレーキ操作においてペダル踏力の不足時には必要なブレーキ力を得、しかも初心者等の運転者でも緊急ブレーキを確実に作動させる。【構成】ペダルストローク加速度がA以上となり、かつペダルストローク速度がV1以上となり、かつペダル踏力がF以上となると、第1AND回路51がHi信号を出力するので、第1および第2開閉弁17,19がともにオンする。したがって、第1および第2開閉弁17,19のオンによる負圧倍力装置の緊急ブレーキのための補助ブレーキ作動が行われる。緊急ブレーキ操作の判断にペダルストローク加速度を用いているので、ペダルストローク速度が低くても、緊急ブレーキを作動させることができる。したがって、ブレーキペダルを所定量まで踏み込めない運転者やブレーキペダルを所定速度で踏み込めない運転者にとっても、急速なペダル操作で緊急ブレーキを確実に作動させることができる。
請求項(抜粋):
ブレーキ操作部材と、負圧源から常時負圧が導入されている定圧室、前記ブレーキ操作部材の非操作時に負圧が導入されるとともに前記ブレーキ操作部材の操作時に大気が導入される変圧室、前記定圧室と前記変圧室とを区画し前記変圧室に大気が導入されることにより作動するダイヤフラム、通常時前記負圧源に連通するとともに必要時前記負圧源から遮断される内部室、前記変圧室を前記ブレーキ操作部材の非操作時に前記内部室に連通するとともに前記ブレーキ操作部材の操作時に前記内部室と遮断する真空弁、前記変圧室を前記ブレーキ操作部材の非操作時に大気と遮断するとともに前記ブレーキ操作部材の操作時に大気と連通する大気弁、前記ブレーキ操作部材の操作により作動して前記真空弁および前記大気弁を作動制御する入力軸および前記ダイヤフラムの作動により出力する出力軸を備えている負圧倍力装置と、この負圧倍力装置の前記出力軸によって作動されてブレーキ液圧を発生するマスタシリンダと、このマスタシリンダのブレーキ液圧が導入されてブレーキ力を発生するブレーキシリンダと、前記内部室と前記負圧源とを接続する第1通路と、この第1通路に設けられ、非作動時前記第1通路を連通し作動時前記第1通路を遮断する電磁弁からなる常開の第1開閉弁と、前記変圧室と大気とを接続する第2通路と、この第2通路に設けられ、非作動時前記大気と遮断し作動時大気と連通する電磁弁からなる常閉の第2開閉弁と、前記ブレーキ操作部材の操作量を検出する操作量検出センサと、前記ブレーキ操作部材の操作力を検出する操作力検出センサと、前記第1および第2開閉弁を制御する電子制御装置とを備え、更に前記電子制御装置は、前記操作量検出センサによって検出された前記操作量に基づいて前記ブレーキ操作部材の操作速度を求めるとともに更にこの操作速度から前記ブレーキ操作部材の操作加速度を求める演算手段と、求めた前記操作加速度を予め設定されている基準加速度と比較して前記操作加速度が前記基準加速度以上であるとき出力する比較器と、前記操作加速度が前記基準加速度以上で、かつ前記操作速度が予め設定された基準速度以上であるとき、および/または前記操作力が予め設定された基準操作力以上であるとき、前記第1および第2開閉弁をともに作動させる開閉弁制御手段とを備え、緊急ブレーキ操作時に前記電子制御装置の開閉弁制御手段が前記第1および第2開閉弁を作動させて前記変圧室を前記第2開閉弁を通して大気に連通させることにより、前記ブレーキ力を増大させることを特徴とするブレーキシステム。
IPC (2件):
B60T 13/58 ,  B60T 13/52
FI (2件):
B60T 13/58 Z ,  B60T 13/52 Z
引用特許:
審査官引用 (3件)

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