特許
J-GLOBAL ID:200903030320926612

2チャンネルエコーキャンセル用フィルタのインパルス応答設定方法および2チャンネルエコーキャンセラ並びに双方向2チャンネル音声伝送装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 加藤 邦彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-138304
公開番号(公開出願番号):特開2002-335194
出願日: 2001年05月09日
公開日(公表日): 2002年11月22日
要約:
【要約】【課題】2チャンネルエコーキャンセル処理における係数不定性の問題を解決する。【解決手段】互いに相関を有する2信号について、主成分分析を行って相互に直交した2信号に変換することにより無相関な2信号を生成する。これら2信号をそれぞれスピーカから再生し、各マイクで収音する。該各マイクで収音された音声からエコーキャンセル信号を差し引いた信号と各スピーカから再生する前の音声とのクロススペクトルをそれぞれ求め、所定期間でそれぞれ集合平均し、逆フーリエ変換することにより、各フィルタにおけるインパルス応答推定誤差を求める。各フィルタのインパルス応答をこれら求められたインパルス応答推定誤差を打ち消す特性に更新する。
請求項(抜粋):
第1のスピーカに供給する音声信号を、第1,第2のマイクに対応して設けられた第1,第2のフィルタにそれぞれ畳み込み演算して、第1,第2のエコーキャンセル信号を生成し、第2のスピーカに供給する音声信号を、第1,第2のマイクに対応して設けられた第3,第4のフィルタにそれぞれ畳み込み演算して、第3,第4のエコーキャンセル信号を生成し、第1のマイクの収音信号から該第1,第3のエコーキャンセル信号を差し引いた信号を生成し、第2のマイクの収音信号から該第2,第4のエコーキャンセル信号を差し引いた信号を生成する場合に、前記各フィルタのインパルス応答を設定する方法であって、互いに相関を有する2信号について所定の期間ごとに主成分分析を行って、相互に直交した2信号に変換して、第1,第2のスピーカから再生し、第1のマイクの収音信号から該第1,第3のエコーキャンセル信号を差し引いた信号と第1のスピーカから再生した信号とのクロススペクトルを求め、所定期間で集合平均し、逆フーリエ変換してインパルス応答推定誤差を求め、第1のフィルタのインパルス応答を、該インパルス応答推定誤差を打ち消す特性に更新し、第1のマイクの収音信号から該第1,第3のエコーキャンセル信号を差し引いた信号と第2のスピーカから再生した信号とのクロススペクトルを求め、所定期間で集合平均し、逆フーリエ変換してインパルス応答推定誤差を求め、第3のフィルタのインパルス応答を、該インパルス応答推定誤差を打ち消す特性に更新し、第2のマイクの収音信号から該第2,第4のエコーキャンセル信号を差し引いた信号と第1のスピーカから再生した信号とのクロススペクトルを求め、所定期間で集合平均し、逆フーリエ変換してインパルス応答推定誤差を求め、第2のフィルタのインパルス応答を、該インパルス応答推定誤差を打ち消す特性に更新し、第2のマイクの収音信号から該第2,第4のエコーキャンセル信号を差し引いた信号と第2のスピーカから再生した信号とのクロススペクトルを求め、所定期間で集合平均し、逆フーリエ変換してインパルス応答推定誤差を求め、第4のフィルタのインパルス応答を、該インパルス応答推定誤差を打ち消す特性に更新する2チャンネルエコーキャンセル用フィルタのインパルス応答設定方法。
IPC (2件):
H04B 3/23 ,  H04R 3/02
FI (2件):
H04B 3/23 ,  H04R 3/02
Fターム (8件):
5D020CC06 ,  5K046AA01 ,  5K046BB00 ,  5K046BB01 ,  5K046EE06 ,  5K046EE14 ,  5K046EF04 ,  5K046EF11
引用特許:
出願人引用 (2件)

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