特許
J-GLOBAL ID:200903030460966568

超音波タッチパネル

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-229367
公開番号(公開出願番号):特開平10-055246
出願日: 1996年08月12日
公開日(公表日): 1998年02月24日
要約:
【要約】【課題】 低消費電力駆動で支持の仕方が簡単で使用しやすく、高感度で接触位置を判別すること。【解決手段】 伝搬路が互いに直交する超音波送受波手段XおよびYにおいて、すだれ状電極TXiおよびTYiから電気信号を入力すると、圧電磁器板1の各すだれ状電極が設けられた方の板面の表面近傍に弾性表面波が励振し、非圧電板2に伝搬した後、すだれ状電極RXおよびRYから電気信号として出力する。非圧電板2上の伝搬路UXiとUYiとの交叉部を接触すると、それぞれの出力電気信号が減衰または消滅することから、接触位置を判別できる。
請求項(抜粋):
少なくとも2つの超音波送受波手段XおよびYと、圧電板と、非圧電板と、前記超音波送受波手段XおよびYに接続された情報処理部とから成る超音波タッチパネルであって、前記各超音波送受波手段はN組のすだれ状電極Ti(i=1,2,......,N)、すだれ状電極RおよびN個のスイッチWi(i=1,2,......,N)から成り、 前記すだれ状電極TiおよびRは前記圧電板の一方の板面に設けられ、前記非圧電板の下端面は前記圧電板の前記一方の板面に前記各すだれ状電極を介して固着されていて、前記スイッチWiの出力端は前記すだれ状電極Tiの入力端に接続されており、前記すだれ状電極Tiは前記すだれ状電極Tiの電極周期長pにほぼ対応する周波数の電気信号ETを入力されることにより、前記圧電板の前記一方の板面の表面近傍に前記電極周期長pとほぼ等しい波長を有する弾性表面波を励振し、該弾性表面波を前記非圧電板の上端面に伝搬させ、前記非圧電板の前記上端面に伝搬される前記弾性表面波は0次モードおよび1次以上の高次モードの波で、前記0次モードの弾性表面波の位相速度は、電気的に短絡状態にある前記圧電板単体に伝搬するレイリー波の速度とほぼ等しく、前記1次以上の高次モードの弾性表面波の位相速度は、電気的に開放状態にある前記圧電板単体に伝搬するレイリー波の速度とほぼ等しく、前記すだれ状電極Rは、前記非圧電板の前記上端面に伝搬した弾性表面波を前記圧電板の前記一方の板面の表面近傍に伝搬させ、前記圧電板の前記一方の板面の表面近傍に伝搬した弾性表面波を前記すだれ状電極Rの電極周期長pにほぼ対応する周波数の電気信号ERに変換して出力し、前記圧電板の前記一方の板面の表面近傍に伝搬した前記弾性表面波は0次モードおよび1次以上の高次モードの波で、その波長は前記電極周期長pとほぼ等しく、前記0次モードの弾性表面波の位相速度は、電気的に短絡状態にある前記圧電板単体に伝搬するレイリー波の速度とほぼ等しく、前記1次以上の高次モードの弾性表面波の位相速度は、電気的に開放状態にある前記圧電板単体に伝搬するレイリー波の速度とほぼ等しく、前記圧電板の厚さは前記電極周期長pのほぼ3倍以上であり、前記非圧電板の厚さdは前記電極周期長pよりも小さく、前記非圧電板単体に伝搬する弾性表面波の位相速度は、前記圧電板単体に伝搬する弾性表面波の位相速度よりも小さく、前記情報処理部は前記スイッチWiを順次に所定の周期で断続し、前記電気信号ERの大きさを検出し、前記非圧電板の前記上端面に入力ペンのペン先が接触することを前記電気信号ERの大きさが減衰または消滅することによって判断し、前記電気信号ERの大きさが減衰または消滅した時に接続されていた前記スイッチWiを特定することにより接触位置を特定する超音波タッチパネル。
IPC (4件):
G06F 3/03 340 ,  H01H 35/00 ,  H03K 17/945 ,  H03K 17/96
FI (4件):
G06F 3/03 340 ,  H01H 35/00 P ,  H03K 17/945 J ,  H03K 17/96 J
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 超音波情報装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-299197   出願人:戸田耕司
  • 超音波学習装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-160475   出願人:戸田耕司

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