特許
J-GLOBAL ID:200903030674185555

水素発生・貯蔵装置用の有機ハイドライド又は芳香族炭化水素の気化・凝縮装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 糟谷 洋治 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-047218
公開番号(公開出願番号):特開2003-246602
出願日: 2002年02月22日
公開日(公表日): 2003年09月02日
要約:
【要約】【課題】 本願発明は、有機ハイドライドの脱水素反応により水素を発生し、又は芳香族炭化水素の水素化反応により水素を貯蔵する装置において、未反応の原材料成分をサイクリックに気液変換を行わせ、目的成分である水素又は有機ハイドライドの収量を増加するための気化・凝集装置を提供することを目的とする。【解決手段】 有機ハイドライドの脱水素反応により水素を発生し、又は芳香族炭化水素の水素化反応により水素を貯蔵する装置の反応容器100内において、気化部300とその上部に凝集部200とを配置し、ガス化された有機ハイドライド又は芳香族炭化水素を凝集部200の冷却パイプ230上にて凝集・液化して原材料成分に戻し、その混合液を液滴として気化部300上に滴下せしめ、気化部300の加熱された触媒320により再度ガス化することをサイクリックに行うことを特徴とする気化・凝集装置。
請求項(抜粋):
凝縮部(200)と気化部(300)とを具備する、水素発生・貯蔵装置用の有機ハイドライド又は芳香族炭化水素の気化・凝縮装置であって、凝縮部(200)は、冷媒供給装置(220)と、冷媒(210)を内通して反応容器(100)内の雰囲気に露出する冷却パイプ(230)とを有し、気化部(300)は、反応容器(100)内の雰囲気に露出し、加熱部(310)により加熱された触媒(320)とを有し、水素発生・貯蔵装置は、有機ハイドライドの脱水素反応により水素を発生し、又は芳香族炭化水素の水素化反応により水素を貯蔵するものであって、その反応容器(100)内に、気化部(300)の触媒(320)とその上方に凝縮部(200)の冷却パイプ(230)とを配置し、触媒(320)は、加熱部(310)により加熱制御されて、有機ハイドライド又は芳香族炭化水素の沸点以上の温度に維持し、液体状の有機ハイドライド又は芳香族炭化水素を接触せしめてガス化し、冷却パイプ(230)は、触媒(320)の上方において、当該ガス化雰囲気中に暴気され、冷媒供給装置(220)により冷媒(210)を内通することによって有機ハイドライド又は芳香族炭化水素の沸点以下の温度に維持し、その外表面に接触した有機ハイドライド又は芳香族炭化水素のガスを凝縮液化して両者の混合物の液滴となし、該液滴を触媒(320)上に広範囲に滴下せしめ、有機ハイドライド又は芳香族炭化水素をサイクリックに気液変換せしめることにより、有機ハイドライドの脱水素により生成する水素又は芳香族炭化水素の水素化により生成する有機ハイドライドの収量を向上せしめる事を特徴とする水素発生・貯蔵装置用の有機ハイドライド又は芳香族炭化水素の気化・凝縮装置。
Fターム (2件):
4G040DA03 ,  4G040DB00
引用特許:
出願人引用 (4件)
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審査官引用 (4件)
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