特許
J-GLOBAL ID:200903030909951072

厚膜化α型酸化アルミニウム層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆サーメット製切削工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 富田 和夫 ,  鴨井 久太郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-162515
公開番号(公開出願番号):特開2006-334721
出願日: 2005年06月02日
公開日(公表日): 2006年12月14日
要約:
【課題】厚膜化α型Al2O3層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆サーメット製切削工具を提供する。【解決手段】WC基超硬合金またはTiCN基サーメットで構成された工具基体の表面に、硬質被覆層として、(a)いずれも化学蒸着形成された1層または2層以上からなり、かつ0.1〜2μmの合計平均層厚を有する密着性Ti化合物層、(b)1〜10μmの平均層厚で化学蒸着形成され、かつ、電界放出型走査電子顕微鏡を用い、表面研磨面の測定範囲内に存在する立方晶結晶格子を有する結晶粒個々に電子線を照射して、前記表面研磨面の法線に対して、前記結晶粒の結晶面である{112}面の法線がなす傾斜角が特定の傾斜角度数分布グラフを示す改質TiCN層、以上(a)および(b)の密着性Ti化合物層および改質TiCN層を介して、(c)16〜30μmの平均層厚を有する厚膜化α型Al2O3層、を蒸着形成してなる。【選択図】図2
請求項(抜粋):
炭化タングステン基超硬合金または炭窒化チタン基サーメットで構成された工具基体の表面に、硬質被覆層として、 (a)いずれも化学蒸着形成された、Tiの炭化物層、窒化物層、および炭窒化物層のうちの1層または2層以上からなり、かつ0.1〜2μmの合計平均層厚を有する密着性Ti化合物層、 (b)1〜10μmの平均層厚で化学蒸着形成され、かつ、 電界放出型走査電子顕微鏡を用い、表面研磨面の測定範囲内に存在する立方晶結晶格子を有する結晶粒個々に電子線を照射して、前記表面研磨面の法線に対して、前記結晶粒の結晶面である{112}面の法線がなす傾斜角を測定し、前記測定傾斜角のうち、0〜45度の範囲内にある測定傾斜角を0.25度のピッチ毎に区分すると共に、各区分内に存在する度数を集計してなる傾斜角度数分布グラフにおいて、0〜10度の範囲内の傾斜角区分に最高ピークが存在すると共に、前記0〜10度の範囲内に存在する度数の合計が、傾斜角度数分布グラフにおける度数全体の45%以上の割合を占める傾斜角度数分布グラフを示す改質炭窒化チタン層、 以上(a)および(b)の密着性Ti化合物層および改質炭窒化チタン層を介して、 (c)16〜30μmの平均層厚を有し、かつ化学蒸着形成された状態でα型の結晶構造を有する厚膜化α型酸化アルミニウム層、 を蒸着形成してなる、厚膜化α型酸化アルミニウム層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆サーメット製切削工具。
IPC (2件):
B23B 27/14 ,  C23C 16/30
FI (2件):
B23B27/14 A ,  C23C16/30
Fターム (23件):
3C046FF03 ,  3C046FF05 ,  3C046FF10 ,  3C046FF13 ,  3C046FF16 ,  3C046FF22 ,  4K030AA03 ,  4K030AA10 ,  4K030AA14 ,  4K030AA17 ,  4K030AA18 ,  4K030BA18 ,  4K030BA36 ,  4K030BA38 ,  4K030BA41 ,  4K030BA43 ,  4K030BB01 ,  4K030BB12 ,  4K030CA03 ,  4K030FA10 ,  4K030JA01 ,  4K030JA07 ,  4K030LA22
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 表面被覆切削工具
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-207110   出願人:三菱マテリアル株式会社
審査官引用 (4件)
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