特許
J-GLOBAL ID:200903030995511268
水晶発振器とその製造方法
発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-382907
公開番号(公開出願番号):特開2003-229739
出願日: 2002年12月02日
公開日(公表日): 2003年08月15日
要約:
【要約】【課題】 出力信号が基本波モード振動の周波数で等価直列抵抗R1が小さく、品質係数Q値が高い超小型の音叉形状の屈曲水晶振動子を具えた水晶発振器とその製造方法を提供する事にある。【解決手段】 音叉腕と音叉基部とを具えて構成され、前記音叉腕又は前記音叉腕と前記音叉基部の上下面に溝又は貫通穴を設け、これらの溝又は貫通穴の側面部に電極を配置した音叉形状の屈曲水晶振動子を具えていて、かつ、基本波モード振動の等価直列抵抗R1が2次高調波モード振動のR2より小さく、更に、増幅回路の増幅率と帰還回路の帰還率との関係により、出力信号が基本波モードの周波数である水晶発振器が高精度で実現できる。
請求項(抜粋):
水晶振動子と増幅器とコンデンサーと抵抗とを具えて構成される水晶発振器において、前記水晶振動子は屈曲モードで振動する音叉腕と音叉基部から成る音叉形状の水晶振動子で構成され、かつ、前記増幅器はCMOSインバータで構成されていて、前記音叉形状の音叉腕の中立線を挟んだ幅方向中央部の上下面に各々少なくとも1個の溝が長さ方向に設けられ、前記溝の両側面に電極が配置され、前記溝側面の電極とその電極に対抗する音叉腕側面の電極とが互いに異極となるように電極を構成し、音叉腕に生ずる慣性モーメントが大きくなるように前記各々少なくとも1個の溝の内少なくとも1個の溝幅W2と音叉腕幅Wとの比(W2/W)が0.35〜0.95で、前記溝の厚みt1と音叉腕の厚みtとの比(t1/t)が0.01〜0.79であると共に、更に、前記音叉腕又は前記音叉腕と前記音叉基部に設けられた溝の長さl1と前記音叉形状の水晶振動子の全長lとの比(l1/l)が0.2〜0.78の範囲内に有り、前記音叉形状の屈曲水晶振動子は表面実装型あるいは円筒型のユニットに収納されていて、前記音叉形状の屈曲水晶振動子の基本波モード振動の等価直列抵抗R1が2次高調波モード振動の等価直列抵抗R2より小さく、かつ、基本波モード振動のフイガーオブメリットM1が2次高調波モード振動のフイガーオブメリットM2より大きい屈曲水晶振動子を具えて前記水晶発振器は構成されると共に、増幅回路と帰還回路を具えて構成される前記水晶発振器の増幅回路の基本波モード振動の増幅率α1と2次高調波モード振動の増幅率α2との比が帰還回路の2次高調波モード振動の帰還率β2と基本波モード振動の帰還率β1との比より大きく、かつ、前記基本波モード振動の増幅率α1と前記基本波モード振動の帰還率β1の積が1より大きくなるように水晶発振器は構成されていて、前記音叉形状の屈曲水晶振動子を具えて構成された前記水晶発振器の出力信号が基本波モード振動の周波数であることを特徴とする水晶発振器。
IPC (3件):
H03H 9/02
, H03B 5/32
, H03H 9/19
FI (5件):
H03H 9/02 K
, H03B 5/32 H
, H03B 5/32 J
, H03H 9/19 K
, H03H 9/19 L
Fターム (29件):
5J079AA04
, 5J079AA11
, 5J079BA43
, 5J079BA44
, 5J079FA14
, 5J079FA21
, 5J079FB03
, 5J079GA04
, 5J079GA09
, 5J079HA03
, 5J079HA07
, 5J079HA09
, 5J079HA16
, 5J079HA28
, 5J079HA29
, 5J108AA06
, 5J108BB02
, 5J108CC06
, 5J108CC09
, 5J108CC11
, 5J108CC12
, 5J108DD05
, 5J108EE03
, 5J108EE07
, 5J108FF02
, 5J108GG03
, 5J108JJ01
, 5J108JJ02
, 5J108JJ04
引用特許:
審査官引用 (9件)
-
特開平3-252207
-
圧電振動子の製造方法
公報種別:公開公報
出願番号:特願平9-012905
出願人:セイコーエプソン株式会社
-
音叉型水晶振動子の製造方法
公報種別:公開公報
出願番号:特願平4-110515
出願人:セイコー電子部品株式会社
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