特許
J-GLOBAL ID:200903031274104773

真空成形用樹脂組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 白井 重隆
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-221189
公開番号(公開出願番号):特開平11-049926
出願日: 1997年08月04日
公開日(公表日): 1999年02月23日
要約:
【要約】【課題】 真空成形時の“ヒケ”性、すなわち転写性がよく、肉厚分布も良好なABS樹脂系の熱可塑性樹脂組成物を提供すること。【解決手段】 ABS樹脂系のグラフト共重合体(A)〜(B)、およびビニル系共重合体(C)を主成分とし、かつグラフト共重合体(A)の、?@ゴム質重合体のゲル含有率50重量%以上、?A同ゴム質重合体の重量平均粒子径0.1〜0.65μm、?Bアセトン可溶分が数平均分子量8万以上、また、樹脂組成物の、?C150〜170°Cの温度範囲で2軸伸長流動特性値λmax>1.6、?D150〜170°Cの温度範囲で2軸伸長流動時の公称応力最大値σmax<450kPa、?E組成比率が、全ゴム質重合体中のグラフト共重合体(A)中のゴム質重合体が20〜100重量%、樹脂組成物中の全ゴム質重合体が5〜40重量%である真空成形用樹脂組成物。
請求項(抜粋):
ゴム質重合体ラテックスの存在下に、芳香族ビニル単量体40〜90重量%、シアン化ビニル単量体10〜60重量%および共重合可能な他のビニル系単量体0〜20重量%(ただし、芳香族ビニル単量体+シアン化ビニル単量体+他のビニル系単量体=100重量%)からなる単量体成分を乳化グラフト重合させて得られるグラフト共重合体(A)と、ゴム質重合体の存在下に、芳香族ビニル単量体40〜90重量%、シアン化ビニル単量体10〜60重量%および共重合可能な他のビニル系単量体0〜20重量%(ただし、芳香族ビニル単量体+シアン化ビニル単量体+他のビニル系単量体=100重量%)からなる単量体成分をグラフト重合させて得られるグラフト共重合体(B)〔ただし、グラフト共重合体(A)を除く〕、ならびに芳香族ビニル単量体40〜90重量%、シアン化ビニル単量体10〜60重量%および共重合可能な他のビニル系単量体0〜20重量%(ただし、芳香族ビニル単量体+シアン化ビニル単量体+他のビニル系単量体=100重量%)からなる単量体成分を重合させて得られる共重合体(C)を主成分とし、かつ下記の条件?@〜?Eを充足することを特徴とする真空成形用樹脂組成物。?@グラフト共重合体(A)のゴム質重合体ラテックス中のゴム質重合体が、ゲル含有率50重量%以上のものであること。?Aグラフト共重合体(A)のゴム質重合体ラテックス中のゴム質重合体が、重量平均粒子径0.1〜0.65μmのものであること。?Bグラフト共重合体(A)を常温でアセトン抽出に付したときの可溶分が、数平均分子量8万以上のものであること。?C樹脂組成物の、150〜170°Cの温度範囲で2軸伸長流動特性値λmax(ここで、λmaxは、2軸伸長流動において、伸長比λが1〜5の範囲で、公称応力が最大値を示す伸長比を表す指標であり、試験速度として、一定歪速度dε/dt=0.3s<SP>-1</SP>を与えたときの実験値である)が、式λmax>1.6の範囲であること。?D樹脂組成物の、150〜170°Cの温度範囲で2軸伸長流動時の公称応力最大値(σmax)が、式σmax<450kPaの範囲にあること。?Eグラフト共重合体(A)、グラフト共重合体(B)および共重合体(C)を、下記式(I)および(II) の組成比率で含むこと。 0.2≦グラフト共重合体(A)からのゴム質重合体/〔グラフト共重合体(A)およびグラフト共重合体(B)からのゴム質重合体〕≦1.0 ・・・・式(I) 0.05<〔グラフト共重合体(A)およびグラフト共重合体(B)からのゴム質重合体〕/〔グラフト共重合体(A)+グラフト共重合体(B)+共重合体(C)〕<0.40 ・・・・式(II)
IPC (2件):
C08L 55/02 ,  C08L 25/12
FI (2件):
C08L 55/02 ,  C08L 25/12
引用特許:
審査官引用 (7件)
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