特許
J-GLOBAL ID:200903031582928639
メタン発酵装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件):
小島 高城郎
, 川成 靖夫
, 河合 典子
, 佐藤 卓也
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-176495
公開番号(公開出願番号):特開2006-043687
出願日: 2005年06月16日
公開日(公表日): 2006年02月16日
要約:
【課題】 メタン発酵において、有機性廃棄物を受入し原料の加温、酸生成は好気性発酵となり、悪臭発生源となるためその防止を行う。またメタン発酵、脱硫、及びガス貯溜の各機能を一体化してローコスト化をはかる。【解決手段】 同一軸心上に三重円筒を配置したメタン発酵装置であって、三重円筒の中心より、原料加温部、酸生成部、メタン発酵部とし、脱硫機能及びガス貯溜機能を一体化した構成とし、上部に脱硫部を設けて、原料加温部及び酸生成部にて生成される好気性バイオガスの悪臭成分と、メタン発酵部にて生成される嫌気性バイオガスに含まれる硫化水素(H2S)を除去し、また残留分についても、メタン発酵装置の系外に排出しないものとして悪臭発生を防止するメタン発酵装置を提供する。【選択図】 図3
請求項(抜粋):
同心軸上の三重円筒において、中心部より第1の円筒体を有機性廃棄物である原料の原料加温部とし、第1の円筒体と第2の円筒体との間で形成される円環部を酸生成部、第2の円筒体と第3の円筒体との間で形成される円環部をメタン発酵部とし、
原料は原料加温部の下部より供給して酸生成及びメタン発酵に適する温度(38〜55°C)に加温する手段と、原料加温部下部より空気を供給してエアリフトを形成することにより原料加温部内のスラッジ滞積を防止する手段と、加温され上昇した原料が原料加温部を溢流して酸生成部に流入する手段と、酸生成部にて発酵期間n日の(0.2〜0.3)×n日滞留させた原料を酸生成部底部よりメタン発酵部へ流出させる手段と、酸生成部底部は円錐状の傾斜面を利用して原料中スラッジ滞積を防止する手段と、酸生成部よりメタン発酵部への流入部にメタン発酵を促進するためメタン菌保持体を配置し、原料がメタン発酵部を上昇する過程において嫌気発酵しメタンガスを発生させる手段と、発生したメタンガス、原料加温部に供給した空気及び酸生成部で発生したバイオガスを酸生成部及びメタン発酵部の上部に位置する脱硫部へ導入し硫化水素(H2S)除去(以下、脱硫という)を行う手段とを有し、
脱硫部から流出したメタンを含むバイオガスを脱硫部の上部にあるガス貯溜部に貯溜するためフロートタンクを設置し、フロートタンクはフロートタンクカバー内に収納し、フロートタンク頂部にはフロートタンクガイド部を付したガス貯溜手段を具備して、バイオガス中に含まれる悪臭成分をメタン発酵装置の系外へ排出させることなく、受入加温、酸生成、メタン発酵、脱硫、ガス貯溜の機能を一体化したことを特徴とするメタン発酵装置。
IPC (2件):
FI (3件):
B09B3/00 C
, C02F11/04 A
, B09B3/00 D
Fターム (24件):
4D004AA02
, 4D004AA03
, 4D004CA15
, 4D004CA18
, 4D004CA22
, 4D004CB04
, 4D004CB05
, 4D004CB21
, 4D004CB31
, 4D004CB43
, 4D004CB44
, 4D004CC02
, 4D004CC07
, 4D059AA01
, 4D059AA07
, 4D059BA12
, 4D059BA15
, 4D059BA17
, 4D059BA22
, 4D059BA48
, 4D059BA51
, 4D059BF02
, 4D059BJ00
, 4D059BJ09
引用特許:
出願人引用 (1件)
審査官引用 (7件)
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タワー型メタンガス発生装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願2000-003469
出願人:北海道オリオン株式会社
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特開昭56-015893
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有機物発酵処理装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願平5-057761
出願人:ビス有限会社
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