特許
J-GLOBAL ID:200903031712957091

質量分析のための化学ノイズの低減

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 山本 秀策 ,  安村 高明 ,  森下 夏樹
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-553548
公開番号(公開出願番号):特表2009-526206
出願日: 2007年02月07日
公開日(公表日): 2009年07月16日
要約:
種々の態様において、本教示は、質量分析機器の化学ノイズを低減するシステムおよび方法を提供し、このシステムおよび方法は、中性化学試薬と1つまたは複数のマスフィルタとを用いて質量分析計のイオン化源から発生する化学的バックグラウンドイオンの信号の干渉を低減させる。種々の実施形態では、中性化学試薬は、ジスルフィド官能基を持つ有機化学種のクラスに属するものである。種々の態様では、本教示は、LC-MSにおける化学干渉を減少させる新規の質量分析アプローチを示すものであり、これは、化学的バックグラウンドイオンと化学試薬との反応と、イオン移動度、質量電荷比またはその両方に応じたバンドパスフィルタの配置、たとえば、四重極の質量スキャニング/フィルタリング機能を用いた配置とを組み合わせて実現できる。
請求項(抜粋):
質量分析機器の化学ノイズを低減するための方法であって: 1種または複数種のバックグラウンドイオンと1種または複数種の目的の検体とを含む、イオン源でのイオンのうち、該イオン源の選択した質量電荷比の値(m/z)未満のイオンが実質的に反応域に入ることを排除する一方、m/z値が選択したm/z値を超えるイオンの少なくとも一部を該イオン源から該反応域に送る工程; 該反応域において1種または複数種のバックグラウンドイオンと中性有機化学種とを反応させて、該反応域に送られた該1種または複数種のバックグラウンドイオンのm/z値を変化させる工程; m/z値が選択したm/z範囲内の該イオンの少なくとも一部を該反応域からマスアナライザに抽出し、m/z値が該選択したm/z範囲外のイオンを該マスアナライザに実質的に抽出しないようにする工程 を含む、方法。
IPC (2件):
G01N 27/62 ,  G01N 27/64
FI (4件):
G01N27/62 E ,  G01N27/62 B ,  G01N27/64 B ,  G01N27/62 G
Fターム (20件):
2G041AA08 ,  2G041CA01 ,  2G041CA02 ,  2G041DA02 ,  2G041DA03 ,  2G041DA04 ,  2G041DA05 ,  2G041DA09 ,  2G041DA18 ,  2G041EA04 ,  2G041FA06 ,  2G041GA03 ,  2G041GA06 ,  2G041GA08 ,  2G041GA09 ,  2G041GA11 ,  2G041KA01 ,  2G041MA02 ,  2G041MA04 ,  2G041MA05
引用特許:
審査官引用 (5件)
全件表示
引用文献:
前のページに戻る