特許
J-GLOBAL ID:200903032519613993

シート成形用プロピレン系樹脂組成物及びそれを用いて構成されるシート

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 長谷川 一 ,  松田 寿美子 ,  近藤 久美 ,  南野 雅明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-379584
公開番号(公開出願番号):特開2004-210863
出願日: 2002年12月27日
公開日(公表日): 2004年07月29日
要約:
【課題】剛性、耐熱性に加えて、シート成形んいおけるメヤニ発生や臭気が少なく、かつ熱成形においてタレ特性や成形サイクルに優れたシート成形用プロピレン系樹脂組成物及びそれを用いて構成されるシートを提供する。【解決手段】メタロセン触媒を用いて、プロピレン重合体成分(PP)を製造する前段工程及びプロピレン・エチレン共重合体成分(EP)を製造する後段工程によって得られ、かつ特定の要件を満たすプロピレン・エチレンブロック共重合体と無機フィラーとを含有するシート成形用プロピレン系樹脂組成物。【効果】シート成形におけるメヤニ発生が少なく、耐衝撃性、剛性、耐寒性、耐油性等に優れており、かつ熱成形においても容器成形性や成形サイクル、臭気に優れていることから各種容器、カップ、トレーなどの熱成形製品に好適である。【選択図】なし
請求項(抜粋):
メタロセン触媒を用いて、プロピレン重合体成分(以下、PPという。)を製造する前段工程及びプロピレン・エチレン共重合体成分(以下、EPという。)を製造する後段工程によって得られ、かつ下記の要件(1)〜(6)を満たすプロピレン・エチレンブロック共重合体(以下、BLOCKという。)と無機フィラーとを含有するシート成形用プロピレン系樹脂組成物。 (1)メルトフローレート(以下、MFRという。)が、0.1〜50g/10分である。 (2)BLOCK中に占めるEPの割合が、5〜50重量%である。 (3)EPのエチレン含有量(G)が、10〜90重量%である。 (4)100°Cのオルトジクロルベンゼン(以下、ODCBという。)に不溶であり、かつ140°CのODCBに可溶な成分のプロピレン含有量が、99.5重量%以上である。 (5)EPのエチレン含有量(G)と、EPのうち結晶性を持たない成分(以下、a-EPという。)のエチレン含有量(E)との間に、関係式(I)が成り立つ。 G≧E≧-4.5×10-3×G2 + 1.3×G - 7.0 (I) (6)100°CのODCBに不溶であり、かつ140°CのODCBに可溶な成分の分子量分布曲線のピーク位置に相当する分子量の常用対数をP、ピーク高さの5%高さとなる位置の分子量の常用対数をL及びH(Lはピーク分子量より低分子量側、Hはピーク分子量より高分子量側)とし、α=H-P、β=P-Lとした時に、α/βが下記関係式(II)を満たす。 α/β ≧ 1.0 (II)
IPC (3件):
C08L53/00 ,  C08F297/08 ,  C08K3/00
FI (3件):
C08L53/00 ,  C08F297/08 ,  C08K3/00
Fターム (31件):
4J002BP021 ,  4J002DA026 ,  4J002DA036 ,  4J002DE076 ,  4J002DE086 ,  4J002DE106 ,  4J002DE116 ,  4J002DE136 ,  4J002DE146 ,  4J002DE236 ,  4J002DG046 ,  4J002DH046 ,  4J002DJ006 ,  4J002DJ016 ,  4J002DJ036 ,  4J002DJ046 ,  4J002DJ056 ,  4J002FD016 ,  4J026HA04 ,  4J026HA27 ,  4J026HA35 ,  4J026HA39 ,  4J026HA43 ,  4J026HB03 ,  4J026HB04 ,  4J026HB27 ,  4J026HB35 ,  4J026HB39 ,  4J026HB46 ,  4J026HB48 ,  4J026HE01
引用特許:
審査官引用 (15件)
全件表示

前のページに戻る