特許
J-GLOBAL ID:200903033241983596
高温硬さに優れるクロム炭化物サーメット溶射皮膜被覆部材およびその製造方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小川 順三 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-147197
公開番号(公開出願番号):特開2000-336468
出願日: 1999年05月26日
公開日(公表日): 2000年12月05日
要約:
【要約】【課題】 優れた耐熱性を有するものの硬さが比較的低く、耐摩耗性および耐エロージョン性に問題があるクロム炭化物サーメット溶射皮膜のその性質を改善する。【解決手段】 基材表面に、クロム炭化物に対し、炭化物形成金属(Cr, Ti, Ta, Nb, Mo, W)と金属間化合物形成金属(Ni, Co, Al)とからなるバインダー金属を配合したサーメット溶射材料を溶射し、溶射熱源、溶射雰囲気、熱源中を飛行する溶射粒子の飛行速度などの条件を調整することによって、皮膜中に含まれる酸化物量を、酸素量に換算して0.8 wt%未満となるクロム炭化物溶射皮膜を形成する。また、このクロム炭化物サーメット溶射皮膜を、500 °C〜1250°C、0.3〜5h の条件の熱処理を施すか、500 °C以上の実用環境中で使用することによって、皮膜中のバインダー金属の浸炭(炭化物の生成)反応および金属間化合物、生成と析出反応を起こさせて、皮膜の高温硬さを向上させる。
請求項(抜粋):
基材の表面に、Cr, Ta, Ti, W,MoおよびNbから選ばれる1種以上の炭化物形成金属と、Ni, AlおよびCoから選ばれる2種以上の金属を含む金属間化合物形成合金とからなるバインダー金属を10〜60wt%含有すると共に、Cr3C2 で代表されるクロム炭化物を90〜40wt%含有するクロム炭化物サーメット溶射皮膜が形成され、かつ該クロム炭化物サーメット溶射皮膜は、この皮膜中に、バインダー金属が酸化することにより発生する酸化物を酸素量換算で0.8 wt%未満含有し、そしてこの溶射皮膜中には前記バインダー金属の少なくとも一部が前記金属・合金の金属炭化物と金属間化合物として含まれていることを特徴とする高温硬さに優れるクロム炭化物サーメット溶射皮膜被覆部材。
IPC (3件):
C23C 4/06
, C23C 4/10
, C23C 4/18
FI (3件):
C23C 4/06
, C23C 4/10
, C23C 4/18
Fターム (14件):
4K031AB03
, 4K031AB08
, 4K031CB21
, 4K031CB26
, 4K031CB31
, 4K031CB32
, 4K031CB33
, 4K031CB34
, 4K031CB45
, 4K031DA01
, 4K031DA04
, 4K031EA10
, 4K031FA01
, 4K031FA10
引用特許:
出願人引用 (6件)
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審査官引用 (6件)
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