特許
J-GLOBAL ID:200903033375162394

SE2Fe17-xTMxNy型の合金の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-276569
公開番号(公開出願番号):特開平6-212342
出願日: 1993年11月05日
公開日(公表日): 1994年08月02日
要約:
【要約】【目的】 カルシオ熱還元(calciothermische Reduktion)と、処理工程中での硝化との組合せによって、選択された処理条件を維持しながら、処理技術的に簡単かつ改善された経済性を伴って、必要とされた品質を保証できるSE2Fe17-xTMxNy型の合金の製造法。【構成】 本発明の合金は、合金成分の少なくとも1つが酸化物の形で存在する合金成分の微粒状の均一な混合物をカルシオ熱還元し、引続き、合金成分を拡散させ、次に、窒素またはNH3の作用によって硝化し、かつ形成された酸化カルシウムおよび場合によっては過剰量のカルシウムを分離することによって製造される。
請求項(抜粋):
合金成分の少なくとも1つが酸化物の形で存在する合金成分の微粒状の均一な混合物をカルシオ熱還元し、引続き、合金成分を拡散させ、次に、窒素またはNH<SB>3</SB>の作用によって硝化し、かつ形成された酸化カルシウムおよび場合によっては過剰量のカルシウムを分離することによって、SE<SB>2</SB>Fe<SB>17-</SB><SB>x</SB>TM<SB>x</SB>N<SB>y</SB>〔式中、SEは、Yを含める希土類金属または前記金属の混合物を表し、TMは、Co、Ni、Cu、Zr、Ga、Hf、Ta、Nb、Ti、Si、Al、V、Mo、Cr、ZnまたはSnを表すかまたは前記金属の混合物を表し、xは、0〜10を表し、yは、>0〜5を表す〕型の合金(この場合、合金は、有利にcの軸線の方向で磁気的に異方性を有する)を製造するための方法において、次の処理工程および特徴の組合せ(この場合、温度の記載はケルヴィンで記載されている):a)SE<SB>2</SB>Fe<SB>17-x</SB>TM<SB>x</SB>N<SB>y</SB>型の合金の製造は、a1)温度条件T<SB>M</SB>>T<SB>R</SB>≧0.9T<SB>M</SB>(但し、T<SB>M</SB>は、中間金属相の融点を表し、T<SB>R</SB>は、反応温度を表す)が満たされている方法で、反応混合物の組成が望ましい合金に相応しているような反応混合物の酸化物含量によってカルシオ熱還元の発熱を調節し、a2)反応混合物の成分(カルシウムを除く)が、≦75μmの平均粒度を有する反応混合物を使用し、a3)望ましい合金の融点T<SB>M</SB>の少なくとも0.7倍ではあるが、しかしながら融点T<SB>M</SB>よりも低い温度での発熱反応の進行により、成分の拡散のために十分な時間の間、反応物を熱処理し、a4)場合によっては、室温と、処理工程a1)〜a3)で形成された合金の水素化物の分解温度との間の温度範囲で、合金が水素と最大に飽和するまで熱処理された反応物を水素と反応作用させ、かつb)引続き、得られた合金を窒素または窒素および水素の混合物またはNH<SB>3</SB>を用いて、473Kと、<式:SE<SB>2</SB>Fe<SB>17-x</SB>TM<SB>x</SB>N<SB>y</SB>の窒化物の分解温度との間の温度範囲で硝化することによって特徴付けられる、SE<SB>2</SB>Fe<SB>17-x</SB>TM<SB>x</SB>N<SB>y</SB>型の合金の製造法。
引用特許:
審査官引用 (5件)
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