特許
J-GLOBAL ID:200903033472252861

ウェーブレット変換装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 柿本 恭成
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-127194
公開番号(公開出願番号):特開平6-338760
出願日: 1993年05月28日
公開日(公表日): 1994年12月06日
要約:
【要約】【目的】 簡単な手法で、効果的にデータの端を完全再生する。【構成】 変換側10において、ローパスフィルタ11は入力データXI(i)の低周波成分XL(i)を取り出し、それが間引き手段13によって間引きされる。ハイパスフィルタ12は、入力データXI(i)の高周波成分XH(i)を取り出し、それが間引き手段14で間引きされる。逆変換側20Aにおいて、補間手段21は、間引きされた低周波成分XL'(i) を補間し、それがローパスフィルタ23で取り出される。補間手段22Aは、ハイパスフィルタ12の処理によって高周波成分に発生する擬似的な端を、補間処理によって本来の位置に戻す。この補間によって生じた位相のずれは、ハイパスフィルタ24Aによって打ち消される。加算器25は、ローパスフィルタ23及びハイパスフィルタ24Aによって取り出された低周波成分XL^(i) 及び高周波成分XH^(i) を足し合わせ2倍にして出力データXO(i)を出力する。
請求項(抜粋):
入力データのウェーブレット変換を行う変換側と、ウェーブレット変換されたデータの逆変換を行う逆変換側とで構成され、前記変換側では、前記入力データの低周波成分を取り出す対称型の第1のローパスフィルタと、前記第1のローパスフィルタによって構成され、前記入力データの高周波成分を取り出す第1のハイパスフィルタと、前記第1のローパスフィルタで取り出された低周波成分に対して1データ毎に1データを間引く第1の間引き手段と、前記第1のハイパスフィルタで取り出された高周波成分に対して1データ毎に1データを間引く第2の間引き手段とを備え、前記逆変換側では、前記ウェーブレット変換されたデータの低周波成分に対して1データ毎にゼロを1つ該データの後に挿入する第1の補間手段と、前記ウェーブレット変換されたデータの高周波成分に対してデータの補間を行う第2の補間手段と、前記第1のローパスフィルタと共役のフィルタで構成され、前記第1の補間手段で補間された低周波成分を取り出す第2のローパスフィルタと、前記第2の補間手段で補間された高周波成分を取り出す第2のハイパスフィルタとを備えたウェーブレット変換装置において、前記第2の補間手段は、前記ウェーブレット変換されたデータの高周波成分に対して1データ毎に該データに先立ってゼロを1つ挿入する構成にし、前記第2のハイパスフィルタは、前記第1のハイパスフィルタの共役フィルタの空間領域における係数の中心を1つ後方にずらしたフィルタ構成にしたことを特徴とするウェーブレット変換装置。
引用特許:
審査官引用 (6件)
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