特許
J-GLOBAL ID:200903033641881911

吸着式冷凍装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-296876
公開番号(公開出願番号):特開平10-141800
出願日: 1996年11月08日
公開日(公表日): 1998年05月29日
要約:
【要約】【課題】 複数段の蒸発器に対応して複数段の吸着コアを設けた吸着式冷凍装置において、各蒸発器への冷媒の供給量を均一化する。【解決手段】 1段目の吸着コア11、21からn段目の吸着コア1n、2nにかけて冷却流体が流れるので、1段目の凝縮蒸発器31、41からn段目の凝縮蒸発器3n、4nにかけて徐々に圧力が上がり、徐々に冷媒が吐出しにくくなる。これに対して、キャピラリ管10に設けた開口部81〜8n、91〜9nは、1個目の開口部81、91からn個目の開口部8n、9nにかけて、開口面積が徐々に大きくなっているので、徐々に冷媒が吐出しやすくなる。従って、全ての凝縮蒸発器31〜3n、41〜4nにわたり、冷媒の供給量を均一化できる。
請求項(抜粋):
冷媒の凝縮、蒸発を交互に行なう複数段の第1凝縮蒸発器(31〜3n)と、前記第1凝縮蒸発器(31〜3n)が冷媒の凝縮を行なうときに冷媒の蒸発を行い、前記第1凝縮蒸発器(31〜3n)が冷媒の蒸発を行なうときに冷媒の凝縮を行う第2凝縮蒸発器(41〜4n)と、前記第1凝縮蒸発器(31〜3n)のそれぞれに対応して連通するように設けられ、冷却、加熱されることにより、冷媒の吸着、脱着を交互に行なう複数段の第1吸着コア(11〜1n)と、前記第2凝縮蒸発器(41〜4n)のそれぞれに対応して連通するように設けられ、前記第1吸着コア(11〜1n)が冷媒の吸着を行なうときに加熱されて冷媒の脱着を行い、前記第1吸着コア(11〜1n)が冷媒の脱着を行なうときに冷却されて冷媒の吸着を行う第2吸着コア(21〜2n)とを備え、前記第1吸着コア(11〜1n)および前記第2吸着コア(21〜2n)には、これら吸着コア(11〜1n)、(21〜2n)を冷却する冷却流体と、加熱する加熱流体とが、交互に供給されるようになっており、所定の圧力損失を発生させるとともに、前記第1凝縮蒸発器(31〜3n)と前記第2凝縮蒸発器(41〜4n)とを連通する連通手段(10)が設けられており、前記連通手段(10)には、前記第1凝縮蒸発器(31〜3n)および前記第2凝縮蒸発器(41〜4n)のそれぞれ対応するように、冷媒が出入り可能な複数個の第1冷媒出入口(81〜8n)、第2冷媒出入口(91〜9n)が設けられており、前記連通手段(10)の前記冷媒出入口(81〜8n)、(91〜9n)における冷媒の流出圧損は、冷媒の蒸発を行なう前記凝縮蒸発器(31〜3n)、凝縮蒸発器(41〜4n)内の圧力に反比例するように設定されていることを特徴とする吸着式冷凍装置。
引用特許:
出願人引用 (3件)

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