特許
J-GLOBAL ID:200903033819920894

筒内噴射型火花点火式エンジン

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-313692
公開番号(公開出願番号):特開平11-148355
出願日: 1997年11月14日
公開日(公表日): 1999年06月02日
要約:
【要約】【課題】 ピストン5の頂部に、シリンダ軸線25方向から見たとき、燃料噴射軸線26と垂直な方向に延びるキャビティ中央線27がシリンダ軸線25よりもインジェクタ18側に偏位した凹状のキャビティ6を形成して、成層燃焼を行なうようにした筒内噴射型火花点火式エンジンEに対して、比較的広範な運転領域で噴射燃料のキャビティ6底面への付着を抑えかつトラップ性を向上させて成層度の適正化を図り、成層燃焼時の燃費や燃焼性を向上させる。【解決手段】 シリンダ軸線25方向から見た状態で、燃料噴射軸線26と、キャビティ中央線27上においてインジェクタ18から噴射された燃料がスワールで曲げられる側に相当するキャビティ縁との距離D1をD1min以上とし、燃料噴射軸線26を通るシリンダ軸線25方向の縦断面において、インジェクタ18と反対側におけるキャビティ側壁6aの高さHをHmin以上に設定する。
請求項(抜粋):
天井をペントルーフ型とした燃焼室の周縁部に配置され、燃料噴射軸線がシリンダ軸線に対して斜めに設定されたインジェクタと、頂部が上記燃焼室の天井に対応した形状とされたピストンと、上記ピストンの頂部に形成され、シリンダ軸線方向から見たとき、上記インジェクタの燃料噴射軸線に沿った方向の中央位置を通りかつ該燃料噴射軸線と垂直な方向に延びるキャビティ中央線がシリンダ軸線よりもインジェクタ側に偏位した凹状のキャビティと、上記燃焼室の略シリンダ軸線上の位置に臨設された点火プラグと、上記燃焼室内にスワールを生成するスワール生成手段とを備え、圧縮行程で上記インジェクタの噴口から上記ピストンのキャビティに向けて燃料を噴射して上記点火プラグ周りに混合気を遍在させるようにした筒内噴射型火花点火式エンジンにおいて、上記シリンダ軸線方向から見た状態で、上記インジェクタの燃料噴射軸線と、上記キャビティ中央線上においてインジェクタの噴口から噴射された燃料が上記スワール生成手段によるスワールで曲げられる側に相当するキャビティ縁との距離D1は、圧縮行程で上記噴口から噴射された燃料の噴射広り角をθ0、上記燃料噴射軸線上の燃料が上記スワールにより曲げられる最大曲り角をθ1、上記噴口とキャビティ中央線との距離をL1として、D1≧L1×tan(θ0/2+θ1)を満たすように設定され、上記燃料噴射軸線を通るシリンダ軸線方向の縦断面において、上記インジェクタと反対側におけるキャビティ側壁の高さHは、インジェクタの噴口からの燃料の噴射広り角をなす上下の両噴射広りラインのうちピストンと反対側である上側ライン上に上記キャビティ側壁の先端が位置するとき、上記キャビティ側壁の先端と、該キャビティ側壁の先端を通りかつ燃料噴射軸線と垂直な垂直線が該燃料噴射軸線と交わる点との間のシリンダ軸線方向に沿った距離Hminに対し、H≧Hminを満たすように設定されていることを特徴とする筒内噴射型火花点火式エンジン。
IPC (5件):
F02B 23/10 ,  F02F 3/26 ,  F02M 61/14 310 ,  F02M 61/14 ,  F02M 61/18 360
FI (6件):
F02B 23/10 D ,  F02B 23/10 M ,  F02F 3/26 A ,  F02M 61/14 310 A ,  F02M 61/14 310 S ,  F02M 61/18 360 J
引用特許:
審査官引用 (5件)
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