特許
J-GLOBAL ID:200903034202011672

懸濁物質濃度の分布解析装置及びプログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 中島 淳 ,  加藤 和詳 ,  西元 勝一 ,  福田 浩志
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-150741
公開番号(公開出願番号):特開2008-304267
出願日: 2007年06月06日
公開日(公表日): 2008年12月18日
要約:
【課題】簡易に水中の横断面の懸濁物質濃度の分布を解析する。【解決手段】浮遊土砂濃度の分布解析対象となる河川の横断面に計算格子を設定し(ステップ100)、河川で実際に計測された浮遊土砂濃度の計測地点に相当する計算格子に該測定値を設定し、他の計算格子には初期値を設定した状態で、浮遊土砂の沈降量を表す項と、浮遊土砂の水平方向の拡散フラックスを表わす項、浮遊土砂の鉛直方向の拡散フラックスを表わす項、及び付加項の和との関係を表わした基礎式を用いて、付加項の値を演算する第1の演算(ステップ104〜106)と、第1の演算で演算された付加項の値を前記基礎式に設定した状態で計測地点に相当する計算格子以外の他の計算格子の浮遊土砂濃度を演算する第2の演算(ステップ108〜112)とを、付加項と浮遊土砂濃度の値が収束するまで繰り返し行なって(ステップ114)、浮遊土砂濃度の分布を求める。【選択図】図7
請求項(抜粋):
懸濁物質濃度の分布を解析する水中の横断面内に複数の格子点を配列することにより、隣接する格子点で囲まれた区域を複数備えた仮想横断面を想定する想定手段と、 測定地点に対応する前記区域に懸濁物質濃度の測定値を設定すると共に、前記測定値を設定した区域以外の区域の各々に懸濁物質濃度の初期値を設定する設定手段と、 懸濁物質の沈降量を表す項と、懸濁物質の水平方向の拡散フラックスを表わす項、懸濁物質の鉛直方向の拡散フラックスを表わす項、及び付加項の和との関係を前記区域の各々について表わした基礎式、前記測定地点に対応する区域に設定された懸濁物質濃度の測定値、及び前記測定地点に対応する区域の周囲に存在する複数の区域に設定された懸濁物質濃度の値を用いて、前記測定地点に対応する区域の付加項の値を演算する第1の演算、並びに前記測定地点に対応する区域以外の区域の1つを注目区域として、前記基礎式、前記演算された付加項の値、前記注目区域に設定された懸濁物質濃度の値、及び前記注目区域の周囲に存在する複数の区域に設定された懸濁物質濃度の値を用いて、前記注目区域の懸濁物質濃度を演算し、演算により得られた演算値を前記注目区域に既に設定された値に代えて設定することを、前記注目区域を代えながら前記仮想横断面全体にわたって繰返し行う第2の演算を、前記懸濁物質濃度の演算値及び前記付加項の演算値の各々が収束するまで繰返し行う繰返演算手段と、 を含む懸濁物質濃度の分布解析装置。
IPC (3件):
G01N 29/02 ,  G01N 29/04 ,  G01P 5/00
FI (3件):
G01N29/02 ,  G01N29/10 506 ,  G01P5/00 C
Fターム (5件):
2G047AA01 ,  2G047BC02 ,  2G047BC03 ,  2G047BC15 ,  2G047EA09
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)
引用文献:
審査官引用 (2件)

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