特許
J-GLOBAL ID:200903035349791866

バックル

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青木 健二 (外7名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-077605
公開番号(公開出願番号):特開平11-266907
出願日: 1998年03月25日
公開日(公表日): 1999年10月05日
要約:
【要約】【課題】大加速度下においても、トングとの意図しない係合解除を確実に阻止しながら、しかも操作ボタンの操作性を向上しかつ互換性を有するようにするとともに、操作ボタン等の組付性を向上する。【解決手段】プリテンショナーによるバックルの引込み時、慣性力F1がロック部材の本体部4dの係合解除位置方向と逆方向に作用する。レバー12bに時計回りのトルクT1が、また質量体12cに反時計回りのトルクT2がそれぞれ発生するが、全体として質量体12cのトルクT2が大きいので、レバー12bおよび質量体12cがともに反時計方向に回動し、レバー12bが規制位置に設定される。バックルの引込みの底付き時には、慣性力F1が本体部4dの係合解除位置方向に作用する。これにより、質量体12cのみが時計方向に回動し、レバー12bは規制位置に保持され、本体部4dの係合解除位置方向への移動が規制される。
請求項(抜粋):
両側壁を有するベースと、これらの側壁に非係合位置と係合位置との間で回動可能に支持されるとともに前記係合位置の方へ付勢され、トングが所定位置に挿入されたとき係合位置に回動してこのトングに係合するラッチ部材と、係合状態にある前記トングと前記ラッチ部材とを解離するための操作部材と、前記トングと前記ラッチ部材との係合時、前記ラッチ部材を前記係合位置に保持させると共に、前記トングと前記ラッチ部材との係合を解除可能にする位置に前記操作部材によって移動されるようになっているロック部材とを備えているバックルにおいて、前記操作部材の解除操作によらない前記ロック部材の前記解除可能な位置への移動を阻止する移動阻止手段が設けられており、この移動阻止手段は、質量が異なり、同一の回転軸を中心に相対回転可能でかつバックルに力が作用されたとき互いに逆方向の回転トルクを生じるように設けられた第1および第2慣性体を備え、前記第1慣性体は、前記操作部材の解除操作によらない前記ロック部材の前記解除可能な位置への移動を阻止する規制位置と前記ロック部材の前記解除可能な位置への移動を許容する非規制位置との間で回動可能であり、通常時非規制位置に設定されるとともに、前記ロック部材の前記解除可能な位置への移動を生じさせる慣性力が作用したときに非規制位置から規制位置へ向かう方向への回転トルクが生じるように設定されており、前記第2慣性体は、少なくとも、前記ロック部材の前記解除可能な位置への移動方向と逆方向の所定の慣性力が作用したとき通常位置から回動して前記第1慣性体を規制位置に設定し、その後前記ロック部材の前記解除可能な位置への移動方向の慣性力が作用したとき、前記通常位置方向へ回動するようになっていることを特徴とするバックル。
引用特許:
出願人引用 (2件)

前のページに戻る