特許
J-GLOBAL ID:200903035362062326

メタロセン化合物の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 藤本 博光 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-042282
公開番号(公開出願番号):特開平7-252287
出願日: 1994年03月14日
公開日(公表日): 1995年10月03日
要約:
【要約】 (修正有)【構成】 式(1)(3)(R1,R2,R3,R4はC1〜C4のアルキル、トリアルキルシリル、フェニル、水素、たゞしR1,R2,R3,R4は少なくとも1個が水素ではなく、互いに異なる基であってもよい。Cp は1,3-シクロペンタジエン環を示す)で表される置換シクロペンタジエンとジメチルジハロシランとを金属塩型塩基と金属イオン捕獲剤との共存下で反応させて、式(3)で示されるジメチルビス(置換シクロペンタジエニル)シランを生成し、該シランを溶媒に溶解し、強塩基を加えて成績体[A]を調製し、一方、遷移金属のハロゲン化合物を不活性溶媒に分散後、エーテル系溶媒に溶解又は懸濁させて得られる錯化液[B]を調製し、該成績体[A]と該錯化液[B]とを反応させて式(5)で示されるケイ素架橋型メタロセン化合物を製造。【効果】 遷移金属塩/溶媒系の溶液形成における分解や凝固が防止され、反応時間の短縮、副反応の抑制、収率改善等ができる。
請求項(抜粋):
置換シクロペンタジエンとジメチルジハロシランとを反応させてジメチルビス(置換シクロペンタジエニル)シランを生成し、該ジメチルビス(置換シクロペンタジエニル)シランと遷移金属のハロゲン化合物を反応させてメタロセン化合物を製造する方法において、(I)、式(1)【化1】(式中、R1,R2,R3およびR4は炭素数1〜4個のアルキル基、トリアルキルシリル基、フェニル基または水素を表す。たゞし、R1,R2,R3およびR4は少なくとも1個が水素ではなく、R1=R2=R3=R4であることもあり、互いに異なる基であってもよい。Cp は該五員環が1,3-シクロペンタジエン環であることを示す)で表される置換シクロペンタジエンとジメチルジハロシランとを式(2)Rp Yq M1 (2)(こゝで、Rは炭素数1〜6個のアルキル基、フェニル基もしくは水素を表し、Yは窒素原子、酸素原子、もしくはハロゲンを表し、pは1〜4、qは0〜1の整数であり、M1はアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属を表す)で示される金属塩型塩基と金属イオン捕獲剤との共存下で反応させて、式(3)【化2】[式中、R1,R2,R3およびR4は上記式(1)と同じ基を表す]で示されるジメチルビス(置換シクロペンタジエニル)シランを生成し、(II)、該ジメチルビス(置換シクロペンタジエニル)シランをエーテル系溶媒に溶解し強塩基を加えて成績体[A]を調製し、一方、式(4)MXv (4)(式中、Mは遷移金属、Xはハロゲン、vは3〜5の整数を表す)で示される遷移金属のハロゲン化合物を不活性溶媒に分散させた後、エーテル系溶媒に溶解または懸濁させて得られる錯化液[B]を調製し、該成績体[A]と該錯化液[B]とを反応させることを特徴とする式(5)【化3】[式中、R1,R2,R3およびR4は式(1)と同じ、M,Xおよびvは式(4)と同じである]で示されるケイ素架橋型メタロセン化合物の製造法。
引用特許:
出願人引用 (10件)
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