特許
J-GLOBAL ID:200903035366976071

疲労き裂伝播遅延鋼材およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 落合 憲一郎 ,  森 和弘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-014366
公開番号(公開出願番号):特開2008-255468
出願日: 2008年01月25日
公開日(公表日): 2008年10月23日
要約:
【課題】構造安全性が強く求められる溶接構造物等に好適な疲労き裂伝播を遅延する鋼材およびその製造方法を提供する。【解決手段】C、Si、Mn、P、S、残部が実質的に鉄および不可避的不純物からなり、更に、鋼成分として特定成分の一種または二種以上を含有する鋼を900°C以上1300°C以下に加熱し、Ar3点以上の累積圧下率が50%以上となるよう圧延を行い、Ar3点以下からAr3-200°C以上の温度範囲において(3)式のCRS[°C/s]以下の冷却速度で3s以上冷却した後、冷却速度5°C/s以上で500°C以下まで加速冷却する。CRS[°C/s]=300/exp(5×CP+1)(3)但し、CP=C+Mn/4+Cu/20+Ni/9+Cr/5+Mo/4。上記成分を有し、ミクロ組織が硬質相と軟質相から構成され、特定の組織分率パラメータ:VPと、特定式による硬質相/軟質相の硬度差:ΔHvとの積が50以上である鋼。【選択図】図3
請求項(抜粋):
質量%で、C:0.02〜0.20%、Si:0.01〜0.45%、Mn:0.5〜2.0%、P:0.1%以下、S:0.05%以下、残部が実質的に鉄および不可避的不純物からなり、更に、鋼成分としてCu:0.01〜1.0%、Ni:0.01〜5.0%、Cr:0.01〜3.0%、Mo:0.01〜1.0%の一種または二種以上を含有し、ミクロ組織が硬質相と軟質相から構成され、(1)式による組織分率パラメータ:VPと、(2)式による硬質相/軟質相の硬度差:ΔHvとの積が50以上であることを特徴とする疲労き裂伝播を遅延する鋼材。 VP=VFH/50 (1) 但し、(1)式は0<VFH≦50の場合で、50<VFH<100の場合は、 VP=(100-VFH)/50を(1)式とする。ここで、VFH:硬質相 の面積分率[%]。 ΔHv=HvH-HvS (2) 但し、HvH:硬質相の平均ビッカース硬度、HvS:軟質相の平均ビッカー ス硬度
IPC (3件):
C22C 38/00 ,  C22C 38/60 ,  C21D 8/02
FI (3件):
C22C38/00 301A ,  C22C38/60 ,  C21D8/02 B
Fターム (35件):
4K032AA02 ,  4K032AA04 ,  4K032AA05 ,  4K032AA11 ,  4K032AA12 ,  4K032AA14 ,  4K032AA15 ,  4K032AA16 ,  4K032AA17 ,  4K032AA19 ,  4K032AA20 ,  4K032AA22 ,  4K032AA23 ,  4K032AA24 ,  4K032AA27 ,  4K032AA29 ,  4K032AA31 ,  4K032AA35 ,  4K032AA36 ,  4K032BA01 ,  4K032BA03 ,  4K032CA01 ,  4K032CA02 ,  4K032CA03 ,  4K032CB02 ,  4K032CC02 ,  4K032CC03 ,  4K032CC04 ,  4K032CD01 ,  4K032CD02 ,  4K032CD03 ,  4K032CD05 ,  4K032CD06 ,  4K032CF01 ,  4K032CF02
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • 特許第2962134号公報
  • 特許第3785392号公報
  • 特許第3860763号公報
審査官引用 (8件)
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引用文献:
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