特許
J-GLOBAL ID:200903035727859806

磁気特性および被膜特性に優れた一方向性電磁鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-341875
公開番号(公開出願番号):特開2001-158919
出願日: 1999年12月01日
公開日(公表日): 2001年06月12日
要約:
【要約】【課題】 コスト削減が要求される汎用の方向性珪素鋼板の製造において、スラブ加熱温度を普通鋼なみに低くした場合であっても、磁気特性および被膜特性がともに良好な方向性電磁鋼板を有利に製造する方法について提案する。【解決手段】 C:0.005 〜0.100wt %、Si:2.0 〜4.5 wt%およびMn:0.03〜2.50wt%を含み、NおよびSの含有量を[ppm N]2 +[ppm S]2 ≦6400に従って抑制し、さらにSb、Sn、Cr、CuおよびPの中から選ばれる1種または2種以上を含有する成分組成の珪素鋼スラブを、1260°C以下の温度に加熱後、熱間圧延し、次いで必要に応じて熱延板焼鈍を施し、一回又は中間焼鈍を挟む二回以上の冷間圧延により最終板厚とし、さらに脱炭焼鈍後に焼鈍分離剤を塗布してから仕上焼鈍を施す一方向性電磁鋼板の製造方法において、脱炭焼鈍の600 °Cから750 °Cにかけての昇温速度を15°C/s 以上に制御し、かつ脱炭焼鈍の均熱過程の水素分圧に対する水蒸気分圧の比である雰囲気酸化性P(H2O)/P(H2) を0.6 以下の範囲に制御する。
請求項(抜粋):
C:0.005 〜0.100wt %、Si:2.0 〜4.5 wt%およびMn:0.03〜2.50wt%を含み、NおよびSの含有量を[ppm N]2 +[ppm S]2 ≦6400に従って抑制し、さらにSb、Sn、Cr、CuおよびPの中から選ばれる1種または2種以上を含有する成分組成の珪素鋼スラブを、1260°C以下の温度に加熱後熱間圧延し、次いで必要に応じて熱延板焼鈍を施し、1回又は中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延により最終板厚とし、さらに脱炭焼鈍後に焼鈍分離剤を塗布してから仕上焼鈍を施す一方向性電磁鋼板の製造方法において、脱炭焼鈍の600 °Cから750 °Cにかけての昇温速度を15°C/s 以上に制御し、かつ脱炭焼鈍の均熱過程の水素分圧に対する水蒸気分圧の比である雰囲気酸化性P(H2O)/P(H2) を0.6 以下の範囲に制御することを特徴とする磁気特性および被膜特性に優れた一方向性電磁鋼板の製造方法。
IPC (6件):
C21D 9/46 501 ,  C21D 8/12 ,  H01F 1/16 ,  C22C 38/00 303 ,  C22C 38/38 ,  C22C 38/60
FI (6件):
C21D 9/46 501 B ,  C21D 8/12 B ,  C22C 38/00 303 U ,  C22C 38/38 ,  C22C 38/60 ,  H01F 1/16 B
Fターム (23件):
4K033AA02 ,  4K033CA01 ,  4K033CA02 ,  4K033CA03 ,  4K033CA07 ,  4K033FA01 ,  4K033FA12 ,  4K033HA01 ,  4K033HA03 ,  4K033JA04 ,  4K033JA05 ,  4K033LA01 ,  5E041AA02 ,  5E041AA19 ,  5E041BC01 ,  5E041CA02 ,  5E041HB05 ,  5E041HB07 ,  5E041HB09 ,  5E041HB11 ,  5E041NN06 ,  5E041NN17 ,  5E041NN18
引用特許:
出願人引用 (3件)

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