特許
J-GLOBAL ID:200903037180022151

回転陽極X線管及びそれを用いたX線CT装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-314958
公開番号(公開出願番号):特開2002-319359
出願日: 2001年10月12日
公開日(公表日): 2002年10月31日
要約:
【要約】【課題】 X線管自体の焦点移動量を低減し、機械的強度を向上すると共に、X線CT装置におけるX線管の陽極の熱的コントロールにより焦点移動の画質への影響を抑制する。【解決手段】 回転陽極X線管30の回転陽極31を構成するロータ35及び固定部32の構造、材料を変更し、両者の熱的伸長量を低減する。固定部32については軸受9を支持する内筒部33とこれを覆う外筒部34で構成し、前者を高熱伝導性の銅、後者を低熱膨張率のモリブデンで作り、外筒部34によって熱的伸長量を抑制し、内筒部33によって軸受9の温度上昇を抑制する。ロータ35を構成するロータ肩部36については、断熱支持体7との結合構造をねじ締結に変え、材料としてモリブデン(従来ステンレス鋼)を用いることにより熱的伸長量を抑制し、結合構造を強化した。この結果、X線管での焦点移動量は従来品に対し約70%低減されている。
請求項(抜粋):
電子線を発生する陰極と、該陰極からの電子線が衝突してX線を放出する円盤状のターゲット、該ターゲットを支持し高導電性の円筒状部を備えたロータ、該ロータと同軸に結合する高熱抵抗性の断熱支持体、該断熱支持体と同軸に結合するフランジ部と細径軸とから成る回転軸、該回転軸の細径軸に結合され該回転軸を回転自在に支持する軸受、及び該軸受の外輪をその内周に支持する開口部と該開口部の入口と反対側の端部に陽極端とを備える底付き円筒状の固定部を有する回転陽極と、前記陰極と前記回転陽極とを対向して絶縁支持し、真空気密に内包する外囲器とを具備し、前記ロータが前記ターゲットを支持する棒状のターゲット支持部と、該ターゲット支持部を支持し前記断熱支持体と結合されるロータ肩部と、該ロータ肩部の前記ターゲット支持部との結合部とは反対側に結合される高導電性で円筒状のロータ円筒部とからなる回転陽極X線管において、前記固定部は前記開口部と前記陽極端とを含む内筒部と、少なくとも該内筒部の開口部の長さ方向全体を覆う外筒部とからなり、該外筒部は低熱膨張率で高強度の金属材料で、前記内筒部は高熱伝導率の金属材料で構成されていることを特徴とする回転陽極X線管。
IPC (2件):
H01J 35/10 ,  H05G 1/30
FI (3件):
H01J 35/10 C ,  H01J 35/10 H ,  H05G 1/30 G
Fターム (14件):
4C092AA01 ,  4C092AB04 ,  4C092AB19 ,  4C092AC01 ,  4C092AC08 ,  4C092AC17 ,  4C092BD06 ,  4C092CC10 ,  4C092CC11 ,  4C092CE11 ,  4C092CF11 ,  4C092CG20 ,  4C092CH12 ,  4C092EE12
引用特許:
審査官引用 (6件)
  • X線管装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-145279   出願人:株式会社日立メディコ
  • 特開昭47-024287
  • 特開昭57-036759
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