特許
J-GLOBAL ID:200903037290691253

自動車用冷却装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-343153
公開番号(公開出願番号):特開平11-229876
出願日: 1998年12月02日
公開日(公表日): 1999年08月24日
要約:
【要約】【課題】 電動モータの体格を小さくしながら、バッテリの数を増加させずに、簡易な構成の自動車用冷却装置を提供する。【解決手段】冷却用ファンは、水温Twが上記第4所定温度T4となるまでは、電動モータ1bの定格入力電力Aより所定量小さい値以下のときでも、ラジエータおよびコンデンサでの必要冷却送風能力を満足するように構成されている。電動モータ1bの定格入力電力Aは、図3中2点鎖線に示す値となっている。そして、水温Twが第4所定温度T4以上となると、電動モータ1bを定格入力電力より大きな値で、デューティー比を100%として制御する。このように電動モータをその定格入力電力以上の入力電力を与えることで、電動モータを小型化しつつ、水温Twが異常高温となったときには、冷却送風能力を大きくでき、水温Twを低下させることができる。
請求項(抜粋):
エンジン冷却水を冷却するラジエータ(4)と、車両空調用の冷凍サイクルのコンデンサ(3)と、前記ラジエータ(4)および前記コンデンサ(3)に向かって冷却風を送風し、電動モータ(1b)にて駆動される冷却用ファン(1a)とを有し、前記電動モータ(1b)は、スイッチング素子(11)により、その入力電力がパルス幅変調によるデューティー比にて制御される自動車用冷却装置であって、前記冷却用ファン(1a)は、前記エンジン冷却水の水温(Tw)が所定温度(T4)となるまでは、前記電動モータ(1b)の定格入力電力(A)以下のときでも、前記ラジエータ(4)および前記コンデンサ(3)での必要冷却送風能力を満足するように構成されており、前記エンジン冷却水の水温(Tw)に応じて前記デューティー比の第1目標デューティー比(D1)を決定し、前記冷媒の圧力(Pa)に応じて前記デューティー比の第2目標デューティ比(D2)を決定し、前記電動モータ(1b)は、これら第1、第2デューティー比(D1、D2)のうち大きい方を最終デューティー比(D3)となるようにパルス幅変調制御されるようになっており、前記水温(Tw)が前記所定温度(T4)となるまでは、前記最終デューティー比(D3)に値する入力電力は前記定格入力電力(A)以下に設定されて、前記電動モータ(1b)を前記定格入力電力(A)以下で制御し、前記水温(Tw)が前記所定温度(T4)以上となると、前記最終デューティー比(D3)を前記水温(Tw)が前記所定温度(T4)となるまでの最終デューティー比(D3)より大きくすることで、前記最終デューティー比(D3)に値する入力電力を前記定格入力電力(A)より大きくして、前記電動モータ(1b)を前記定格入力電力(A)より大きな値で制御することを特徴とする自動車用冷却装置。
FI (2件):
F01P 7/04 S ,  F01P 7/04 P
引用特許:
審査官引用 (6件)
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